紅葉が二つ ページ4
、
キュウビは呆れながら、大ガマは必死に、ヒライは真顔で言う。
キャラ崩壊したなぁ。
「取り敢えず、直せば良いんだよね?」
頭を掻きながら聞く。
大ガマが顔を輝かせた。
目もキラキラだ。
「やってくれるのか!?助かる!これで土蜘蛛に殺されなくてすむ!」
やっふーい!
と喜んで居るようにしか見えない。
実際喜んで居るのだけれど。
自業自得だろ自分でやれやそんなんだったら!
とか思っちゃうけど言わないよ。
後が面倒だからね。
「その代わり、有料です。」
冷たく言い放つ。
「ええっ!!」
この反応が好きなんだよね。
一気に絶望に落とされる時が傑作。
「そりゃそうでしょうよ。木材の費用とか全部こっちが出すんだから、ちゃんとその分払って貰わないと。畳とか、木材、どれだけ使うと思ってんの。」
「嗚呼そっちか。なら安心___。」
「大丈夫!二倍にして貰うから♡」←←←←
「ふざけんなぁーー!」
ホッと安堵したのも束の間。
一気に怒鳴り顔。
結構高いのに、さらに二倍はきついか。
辞めよう。
「嘘嘘、ちゃんと払った分だけ貰うから。」
ねっ?
と慰める。
「辞めてくれよな…。心臓に悪い。」
げっそりとした顔をして居る。
ちょっとやり過ぎたもんね。
可哀想に見えて来たや。
お灸を添えてやらないと。
此れからもこうなる事があるだろうから。
「ごめんって。でも、大ガマが悪いんだよ?ヒライを揶揄うから。」
「そうだけどよぉ〜。」
「言い訳しないの。」
大ガマが言い訳をしようとしたから止める。
此処でまた意地悪をしてみようと思う。
「そう言えばキュウビ。」
「何?」
キュウビに話題を振る。
だってね。
「確か、理科の先生だよね?カエルの解剖した事ないんだけど、今度いつなの?」
これこれ。
大ガマはカエルの妖怪だからね。
同族が殺されるとなると、ガタガタ震えるか、止めに入るから、この反応も面白いの。
「ん〜。まだ素材がいないから、夏になってからかな?」
今は秋だから、来年か〜。
来年の話をすると、鬼が笑うんだったよね?
やろ。
そしたら、百鬼たんも笑うかもしれない。
「んじゃあ、来年、やらせてよ!楽しみに待ってるから!」
そう言い放つと、返事も待たずに外に出た。
木材を買いに行くためだ。
念の為に、ちからもちでも連れて行こうかな?
重かったら嫌だし。
釘とかも居るよね。
畳は何個いるかな?
何か、母親にでもなった気分。
成人すらしてないけどね。
ラッキーアイテム
シール
ラッキーキャラクター
ビーチ姫
1人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
秋春 - 死音さん» うわぁあああマジか私ヒビヒヨ、いや、ヒビヤ受け派だ!背の小さい子は受けだ!!うん!! (2018年4月3日 22時) (レス) id: b52e9716bb (このIDを非表示/違反報告)
死音 - 秋春さん» YES、I Do (2018年3月28日 17時) (レス) id: 131cb3847a (このIDを非表示/違反報告)
秋春 - そなた、ヒビモモ派か (2018年3月21日 15時) (レス) id: b52e9716bb (このIDを非表示/違反報告)
死音 - 外すの忘れてたんですよ。ガマ土とかキュウオロとか出そうかなとは思ってるんですけどね〜。アドバイスありがとうございました! (2017年10月15日 14時) (レス) id: 131cb3847a (このIDを非表示/違反報告)
秋春 - (続き)ますので。長々とコメント失礼しました。 (2017年10月14日 19時) (レス) id: b52e9716bb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ