第二十一夜 異様 ページ21
「と、とにかく！私急いでた用事があったからもう……」
「あ〜じゃあいっこだけ。」
「え？」
「そもそも用事があって追いかけたんだぞ〜。」
「……用事？」
まぁ用も無しに空中まで追いかけてくる事は無いと思うけど……
「ここは幻想郷だし普段なら気にしないんだがなー、ちょっと異様だったから博麗の巫女と繋がってるお前に言っておこうと思ったんだよ。」
「……そう、それで何？」
「山の方で弾幕ごっこらしい事をしてるのを見たんだが、どうも様子が変でなぁー。見た感じ弾幕ごっことは思えない真剣で殺伐とした雰囲気で、弾幕ごっこというより殺し合いって感じだったぞー。」
「…………」
「確か、片方の人は凄い叫んでたよね……」
「何ていうか、怒ってる感じだったよ。」
「その片方は途中で落下してたがなー。遠目だったからハッキリじゃないが、血も舞っていたようだし。」
「っ！？ルーミア、それって山の何処らへん？」
「助けに行くつもりかー？必要無いと思うぞ、なんせ落ちたのはあの“鬼”だったからなー。」
「＿＿＿＿っ！！」
『あの鬼は強い。』
『今回のターゲットは“強者”』
『あの鬼も十二分に数えられるわ。』
『万が一には、もう襲われているかも。』
「…………ルーミア、お願い。場所を教えて。」
「…………妙に真剣だなー。」
「事情があってね。今は強い人程危ないの。」
「………まぁいいかー、確か山の中腹らへんだったと思うぞー。」
「そう、わかった。」
「えっ、Aさん妖怪の山に行くんですか？」
「や、止めた方がいいですよ。天狗がたくさん居て、入れる状況じゃなかったです。」
「え？」
天狗？
「もしかしたらAの言ってた『事情』で警戒してるのかもなー。」
「ねぇ、その前に天狗って……」
「ん〜？知らないのかー？妖怪の山は天狗が管理してるんだぞー。鴉天狗と白狼天狗、空と地の両方をなー。」
「そうなんだ……」
「天狗は仲間意識が高い代わりに、余所者には容赦無いんです。警戒中の妖怪の山に行くなんて……」
…………でもどっちみち行かないといけないしな。
「守矢神社にも行かないといけないから、どちらにしろ行くよ。気遣ってくれてありがとう。」
「まぁ、天狗には気を付ける事だな〜。」
「うん、じゃあまた今度ね。」
「「はい！」」
「じゃあな〜。」
三人に手を振って飛び始める。
……………私を見つめる“眼”には気付かぬまま。
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文月鎖夜(プロフ) - swksさん» おおお、お久しぶりです。頑張れ……ばいいのかな？頑張りまーす(( (2016年3月30日 22時) (
レス) id: 3c35e627c1 (このIDを非表示/違反報告)
swks - 久しぶりに見たけどここだったのかーいいぞ！もっとやれ（真 (2016年3月30日 21時) (レス) id: abf12aecc0 (このIDを非表示/違反報告)
文月鎖夜(プロフ) - 明日こそ……更新を………ｶﾞｸｯ (2015年6月4日 16時) (レス) id: 8b8cd9f128 (このIDを非表示/違反報告)
文月鎖夜(プロフ) - 更新頑張ると言ってすぐですが、ちょっとテスト間近なので更新休みます。(はよテスト終われー) (2015年5月24日 22時) (レス) id: 8b8cd9f128 (このIDを非表示/違反報告)
文月鎖夜(プロフ) - 優里佳さん» ありがとうございます！！！これからも見て下さると嬉しいです♪更新頑張ります(*^▽^*) (2015年5月22日 22時) (レス) id: 8b8cd9f128 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：文月鎖夜 | 作成日時：2015年3月25日 22時
