【銀魂】ラブコメだなんて絶対に言わせない【高杉晋助】

文化祭準備中だがお泊まり会編 ページ6

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「おじゃましまーす……」

「Aちゃん、此奴の家にお邪魔しますなんて言わなくていいんだぜ？」

「出禁にするぞこのくそ天パ」


やっぱりいつ見ても豪華だなぁ。
玄関に六人居ても全然窮屈じゃない。


「神威は後十分くらいで着くってよ」

「めっちゃ楽しみです」

「お前の好奇心て本当に不思議な」


そんなに摩訶不思議って顔しなくても……
そんなに変？
高杉先輩はどんな顔でも殺したくなるほどイケメンだけど、私は別に普通じゃない？

圧倒一般ピープル。
……貧乏だけど。


「圧倒的一般ピープルは俺の家に招待されただけで気絶すると思う」

「どんだけ自信家なんすか」


まあ、たしかに。
顔面よし、頭脳よし、(表面上の)性格よし。
人気になるのはわかる。

自分の家のようにくつろぐ会長に苦笑して、自分もソファーに座る。
前に来た時もだけど、ふかふかで気持ちいい。


「……私的にはそれで好きに直結する理由がわかりませんね」


尊敬するのはわかる。
てか、勉強面では尊敬してるし。
イケメンなのもわかる。
悪い人ではないのも知っている。

……だから何？


「それで好き！とはならないと思いますけどねぇ」


少なくとも私は。


「てゆーか、小中の男子がクズすぎて、男子を好きになった事がありませんし」


好き、とか、恋、とか。
未だにわかんねぇ。

クッと先輩が喉で笑った。
それは、何に笑っているのやら。
私の子供さ加減に笑ったのか、なんなのか。

この人、ホントに計り知れねぇ。
計り知る気ねーんだけど。

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