【銀魂】ラブコメだなんて絶対に言わせない【高杉晋助】

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「い、いや、無理です無理！」

「は？あんたの不手際でしょうが」

「私の不手際では無いし、生徒会の方の準備があるので無理ですよ！」


あれだよ？特筆することが無いから書かれてないだけで、生徒会って結構ハードよ？
生徒会は生徒会で休憩室の飾り付けしなきゃいけないし。それにプラスして通常業務。
どんだけブラックなんだよオイ。


「じゃあ私が生徒会さん達と準備するから」

「取引になってませ……いや、通常業務もこなしてくれるのでしたらそれでも」

「え、本当！？」

「いや、先輩方の許可が無いとダメですが、私はＯＫですよ」


ま、ゆきこさんに通常業務ができるのか心配ですけど。
そこはそれ、これはこれ。
ちょうど、色々考えてた所だし。
ナイスタイミングかね。
それの対価としては一人でお化け屋敷製作も安いくらいだ。


「昼休み、一緒に会長へ許可取りに行きましょうか」

「やったわ！Aさんありがとう！」


高杉先輩とか土方先輩はダメって言いそうだけど、会長だし。
ゆきこさん可愛いからコロッとノってくれそう。
だって会長だし。うん。

さぁて、どんなお化け屋敷にしようかな。

スキップしながら席に戻るゆきこさんの背中を見送りながら、ふと思う。
ああ、ゆきこさんに任せたら、一週間近く先輩方と会えないのか。
別に嫌いじゃないし。むしろ皆さんいい人で好ましいし。

ちょっと、残念かも。

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