【銀魂】ラブコメだなんて絶対に言わせない【高杉晋助】

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高杉先輩と一緒にご飯をたべる会長だが、1人になる時間がある。

お弁当派……と言うか学校前のコンビニスイーツ派の会長が学食派の先輩を待ってる時間だ。

いつもあんなに喧嘩してるのに一緒にご飯食ってるとか実は超仲良しかよ。
と心の中で突っ込んだ話を覚えていて正解だった。

……まさか、私もこんな所で役に立つとは思ってなかったけど。

今度からは先輩方の話も聞き流さないでちゃんと聞いて置こうかな……いや、やっぱいいや。聞き流そ。
どうせ大体の情報いらないし。うん。


(あ、会長発見)


ちなみにゆきこさんは違う所で待っててもらってる。

だって先輩達が校舎裏でお昼食べてるなんて知られたら、人が殺到しちゃうし。
せっかくわざと静かに食べてるんだから、まぁ邪魔したいとは思わないよね。


「会長〜少しご相談が……」

「Aちゃんじゃん。どしたの？」

「いえ、カクカクシカジカ四角いムーブでして」


会長の目がすぅと細くなった。
始めてみる顔だ……怒ってる？
え、え。怒られるようなことした？


……無責任だったかなぁ。

……うん、確かにそうかも。
てか、すげー無責任だわ。
こりゃ会長でも怒るでしょ。

思わず俯く。
うわぁーしくじった。
信頼一気に無くしちゃったかなぁ。

……せっかく仲良くなれたと思ったのに。
本当に私って救えない程バカ。


「ねぇ、Aちゃん。それってさぁ、生徒会やめたいってこと？」

「……え？違いますよ」

「なら、どうして違う人と変わって欲しいなんて言ったの」


そ、それは……
ソロリと目だけで上を向くと、真っ赤な。
それでいて真っ直ぐな瞳。


(ああ、この人は)


高杉先輩と同じ目をするんだな。

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