【銀魂】ラブコメだなんて絶対に言わせない【高杉晋助】

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「……高杉はどこいった？」

「俺が知ってるとおもってるんですいかぃ？土方コノヤロー」

「俺も知らないなぁ」


二日酔いで死んでいる白髪を横目に、高杉を探す。
どこに行ったんだ？自分の家で。


(……ここか？)


Aが寝ている部屋。
いや、流石に無いだろう。
女子の寝ている部屋だぜ……？

…………開けてみる、か……


「お、おーい……高杉ぃ……？」


ドアをキィ……と開け、すぐさまバタンと閉める。

い、た。
しかも、Aと同じ布団の中に。
え？あいつらデキてんの？
あー、気が付かなかったわー。
そう言えばそんな素振り……見せてねーよ。
仲は良かったけど、そういう感じでは無かったよ。

……え、じゃああれは幻覚？
そうだ、そうに違いない。

もう一度開けてみよう。うん。それがいい。うん。


「お、おーい、A……？」

「ん、んん……土方……先輩……？」


…………やっぱり居るんですけどォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ！？


「……うるせーです。先輩。何が居るんですか」

「いや、た、たたた高杉が……」


Aはチラリと紫頭を一瞥して、頭をボリボリと掻いた。


「や、別に間違いは何も起こってないですよ。酔って布団に入って来ただけです」


……おかしいな、高杉って蟒蛇だけど。
飲んでもほぼ酔わないけど。


「……あ、そうか〜そうなんだ〜土方さんビックリした〜」


……今すっごっい殺気を感じてるし、多分ここで高杉は蟒蛇だ〜なんて言ったら、確実に殺される。
確実に。
うん、高杉起きてるわ。
怖。コイツ怖。


「……すんません、頭痛いんで寝ます」

「あ、水とかしっかり飲めよ」

「ふわぁい」


そっとドアを閉める。

……高杉って、怖ぇな……

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