【銀魂】ラブコメだなんて絶対に言わせない【高杉晋助】

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「……んだ、神威と沖田はもう寝てやがんのか」


カーペットにうつ伏せでねっ転がる神威を足蹴にしていると、土方が苦笑しながら答える。


「神威はAに抱きついたら眠たくなったって。
総悟は眠たくなった神威に眠たくなったんだと」

「変な連鎖だな……」

「ま、いーじゃんか。こうして年長組が残った訳だしよぉ」


飲もーぜと笑う銀時に、土方と顔を見合わせて、笑った。
確かにこの三人で飲むのは久しぶりだ。
昔はよく三人で集まってたもんだが、今はお互いに色々ついてくる奴がいる。
もちろん全員で飲む酒も悪くわねぇが。


「高杉はよー、どんな子が好みー？」

「なんだそのくだらねぇ質問。考えた事もねぇよ」


いちごミルクサワーとかいう気持ち悪いもんを片手に、頬が赤い銀時は酔っ払い。
絡み酒うぜぇ。


「えー、じゃあ土方くんはー？」

「あ？俺？……優しくて、しとやかな子が好きだな……」

「ああ、みつｂ……」

「ｱ゛ｱ゛ｱ゛ｱ゛ｱ゛！何言ってんだ高杉シバくぞ！」


同じ三年の、確か沖田の姉貴だったか。
病弱らしく、あまり学校では見かけねぇが綺麗な人らしい。
沖田が慕い、土方が惚れてるんだから何よりの証拠だろう。


「所で、そういうテメーはどうなんだ？銀時ィ」

「あ、それ俺も聞きてぇ」


「…………結野さんみたいな人」

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