【銀魂】ラブコメとは言わせない【高杉晋助】

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「んじゃ、私は授業行きますね」

「ああ、そうだな」


ゆっくりと立ち上がる先輩。
あ、先輩も授業出るのかな。


「先輩の次の授業なんですか？」

「あ？理科だな」


ああ、理数系だから理科と数学しか無いのかも。
大変だなぁ。
私だったら血反吐吐いて死ぬわ。


「じゃ、また後で」

「は？何言ってんだお前」

「え？放課後生徒会室に来ればいいんでしょう？」


はぁ、と先輩がため息をついた。
なんか腹立つ。


「お前のクラスメイトに知らせなきゃいけねぇだろうが」

「……いや、いいですよ面倒くさい」

「よくねぇ。末端とはいえ生徒会役員が嫌がらせを受けるなんてあってはならねぇからな」


あ、意外とそういう所気にする人なんだ。
気高いというか、意識が高いと言うか。
個人的にプライドなんでドブに捨てろ派なので分かり合える日は来ないだろうけど。


「ほら、行くぞ」


手首を掴まれて、引っ張られる。
もうどうにでもなれ、だ。

なるようになるさ！
なるようにしかならないさ！

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