三話 ページ4
『あらあら、今日は怪我が重なりますねぇ』
「どーして、あなたはもう――――――！」
思わず少女は怒鳴る
「――――――ふん」
大男が呟いた刹那、男と女は大男と見る
大男は叫ぶ
「我は抜刀斎！」
その言葉に、警官達は"ビクッ"と、震える
「"神谷活心流"、緋村抜刀斎！！
人呼んで、「人斬り抜刀斎！！！」」
「待て！」
大男の叫びに少女は"バッ"と、動こうとするが
「『待った/待ってくださいまし』」
男と女が少女を引き留める
男は少女の髪を"ぐい"と、引いて留めていた
少女の首から"ゴキッ"と、音がした
少女は反射的に、木刀で男を打つ
『全く･･･髪は女の命だというのに･･････
今のは反省なさってくださいまし』
女もまた、男の頭を"ペシッ"と、軽く叩く
「手負いの深追いは命取りでござるよ
相手は流儀を名乗ってるのだから、あせらずとも――――――――――――」
男は目を回しながら伝えるが、少女はそれを遮った
「神谷活心流はウチの流儀よ！！
奴は
その言葉に、男と女は目を見開く
「ひっ捕らえて――――――」
また少女は"ダッ"と、走り出そうとするが
「だから深追いはダメだってば」
「う」
男がまたも髪を引き、先程より酷い"ゴギン"という音が聞こえた
衝撃で少女は気絶する
「どのみち今からでは追いつけないって
とにかく警察のやかましい
さあ、行くでござるよ」
男は少女を抱えて走りながら女を呼ぶ
すると女は一瞬で男に追い付き
『"行くでござるよ"ではありません
二度も女性の髪を引き、ましてや気絶させるなんて･･･貴方は加減というものを知らないのですか』
そう言って女は、男を"ベシッ"と叩く
「う、痛いでござる･･･」
『貴方が反省しないのがいけないのです』
頭を抑え、涙目の男に冷たく当たる女
「･･･以後、気を付けるでござるよ･･････」
男はそう言うと、"しゅん･･･"と、元気をなくした
『･･･ふふっ、分かってくだされば良いのです
私も冷たく当たりすぎました
ですが、加減を知っておかないと、いつか好きな方が出来たときに困ってしまいます』
そう言って女は微笑んだ
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彩蘭(プロフ) - すごく面白いです!夢主ちゃんのかっこよさと綺麗さがめっちゃ好き!更新頑張ってください! (1月25日 15時) (
レス) @page14 id: 76f42516d3 (このIDを非表示/違反報告)
玉ねぎ(プロフ) - 続き待ってます！ (12月31日 0時) (レス) @page37 id: 42fa138aff (このIDを非表示/違反報告)
あやなん(プロフ) - 陽始さん» ありがとうございます！カメ更新ですがお付き合いくださいませ！ (12月17日 22時) (レス) @page37 id: 02dc14a173 (このIDを非表示/違反報告)
陽始(プロフ) - るろ剣は最近はまったばかりですが、水無月ちゃんの大人っぽくてかっこいいところが好きです！頑張って下さい！！ (12月1日 9時) (レス) @page36 id: 27cc70538e (このIDを非表示/違反報告)
lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (11月12日 20時) (レス) id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやなん x他2人 | 作成日時：2020年10月14日 22時
