28 優しさ ページ37
「ほら、くまくん来るまで多分時間あるから」
私のと、自分の鞄を
どさっと置いて
りっくんの寝床に私を誘導する。
本当にいいんだろうか。
『えーと...床で寝るとか...』
「だめ」
有無を言わさない笑顔で
先輩は私の言葉をばっさり切った。
でも、りっくんが来たら寝られなくなっちゃうし、
一度寝たら起きれる自信がない。
どうしたらいいか分からなくて
泉先輩に視線を向けると
しょうがないなぁ、と呟いて
私をお姫様抱っこした。
『えっ...えっ？』
困惑する私をそのまま布団に寝かして
先輩は床に膝をついて座る。
「俺がここにいるから、安心して寝てていいよ」
優しくて甘い声で語りかけて
私の髪を撫でた。
泉先輩の手があったかくて
うとうとと眠くなってくる。
『...りっくんが来たら起こしてくださいよ？』
「うんうん、おやすみ」
『おやすみなさい...』
自分で自覚はなかったけど
相当疲れてたのか、すぐ意識はなくなった。
起きたら、またいつも通り騒がしくなるんだろう。
Aがぐっすり寝たのを確認して
ほっと一息つく。
最近のAはなんだか切羽詰まってたというか
やたらプロデューサーの仕事に熱中していた。
休んでるのか心配したら案の定俺の予想通り。
本人は自覚してなかったんだろうけど
相当疲れていたみたいだった。
昔から要領が良くないんだよねぇ、この子は。
Aが無理しがちなのは
モデルだったせいもあると思うけど。
なんだか胸がズキズキしてきたので
昔のことを考えるのはやめた。
「泉ちゃん。今日は早いのねェ」
ドアが開く音がして、
ナルちゃんの声が聞こえる。
まだ全員集まるのに
時間はかかるだろう。
「しー...A寝てるから」
「あら、ごめんなさい。疲れてたのかしら？」
「うん。まぁ、全員揃うまで寝かせてあげてよ」
「優しいのねェ。アタシにもそれくらい優しくなってくれないかしらァ」
「無理ー」
俺が甘やかすのは
ゆうくんとAだけだから。
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黒猫。 - あの…さっきのに＋で、Knightsと買い物することになってしまって、一緒に買い物をしてたら、いつの間にか、泉さんと2人になってた！みたいにできますか？ リクエスト多くてほんとにすみません。できればお願いします！ 文章が間違っていたらすみません。 (2016年2月19日 21時) (
レス) id: d58a312ed6 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫。 - リクエストお願いします！なずなくんと買い物に行ったら、偶然、Knightsのメンバーとあってしまって、一緒に買い物することになるって言う話を作れますか？作れたらお願いします！ (2016年2月19日 21時) (レス) id: d58a312ed6 (このIDを非表示/違反報告)
れん☆ - 憂月さん» リクエストのお話作ってくださりありがとうございます！！面白かったですよ！夢主ちゃん可愛すぎですっ(/ω＼)ww本当にありがとうございました！ (2016年1月27日 22時) (レス) id: b0e8f9fc44 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ☆@2/7ﾏﾃﾞ夜出没､ｶﾅ?(プロフ) - 憂月さん» ありがとうございます!! (2016年1月15日 0時) (携帯から) (レス) id: 6fefb1de24 (このIDを非表示/違反報告)
憂月(プロフ) - ルナ☆＠皆、忘れないで待ってて…!!さん» 了解いたしました！あくまで兄妹設定なのであまり甘々にはできないかもしれませんが...なずな先輩好きなので頑張ります( *｀ω´) (2016年1月12日 23時) (レス) id: 8d457b097a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：憂月 | 作成日時：2015年10月23日 18時
