<文スト>愛されなくて何が悪い<双黒>

18話〜過去篇〜 ページ20

私が産まれた場所は両親も異能力を持っていた

産まれた頃はとても愛されたこの”乱桜”があったから

その頃の私はまだ幼く、この異能力の事をよく理解していなっかた

でも...

「A...！早く皆の怪我を治しなさい...！！」

「痛い...痛いよぉ...ﾋｯｸ」

「何で俺が...こんなめに...」

「...........な.....い.....」

「A...？」

「治せない...」

こんなにも。治って欲しいと願っているのに私の異能力は発動せず死人が増えていく

どうして...？なんで治せないの..．？

疑問だけしか私の頭にはない

「っ..．！！この殺人鬼！！」

バシンッー！！

痛い...何で叩くの？私は人殺しなんてしてないのに...

...ぁ...そうか...私の異能力は私が発動させることが出来ないのか...

「人殺しの娘なんて...」

ー要らないわよー

「...！？ぉ...お母さ...ん！！」

「来ないで。汚らわしい...」

嫌...

「俺の家族を殺したんだ！！！」

「死んで償えっ...！！」

「御免...なさいっ...！！」

「殺せ...こんなもの生かしておいたらまた沢山人が死ぬ
殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ！！！」

前まで仲良かったのに...

頼られてたのに...

そんな絶望のなか私をさらに堕とす言葉が聞こえた

「ただ殺すのはつまらないわ...
こちらに何か利益がある殺しをしないと...
そうだわ...！」

母の口からでた言葉は私を地獄におとす

「ポートマフィアに売り付けて人殺しの名を死ぬまで背負って...
"生き地獄"を味わせましょう！！」

とても、自分の子に言うこと出はないことを

満面の笑みでつまりもせず言い切った...

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