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お仕事 ページ5

「………自分から説明は以上ですが、何か質問は?」

「…大丈夫です。あ、デスクとかってもうあるんでしょうか。」

「すみません、なんせ自分も先日聞かされたもので、準備が間に合わず…全てはこの七種茨、自分の全責任であります!
むさ苦しい空間で大変恐縮なのですが、しばらくの間この副署長室で作業していただいてもよろしいでしょうか?」

「ここで、ですか…」



仕方ないけど、使っちゃって大丈夫なのかな。

なんか重要そうな書類がたくさんあって身構えちゃう。



きょろきょろと部屋の中を観察していると、七種さんが立ち上がる。



「では自分、これから別の打ち合わせがありますので。失礼します!部屋の中は自由に使っていただいて構いませんが、自分のデスクの上はあまり触らないでくださいね。」

「はい、わかりました…」


「では!敬礼〜!」



ビシッと手を額に当て、まるで軍人のような立ち振る舞いで颯爽と去っていった。


なんか、仕事に生きている…みたいな人だけど、悪い人ではなさそうでよかった。



自分のPCを起動し、七種さんの部屋、副署長室で作業を開始した。



———————————————-




「ちょっと、休憩…」



初日の作業は基本的に雑務。

文字の校正と構成案に載せている写真を外部リンクと紐づける作業。

こういう作業、自分の制作の中でも何回もしてきたけど、やっぱり疲れる。

肩がこるな…



ソファの背もたれに体重を預けながら、ふうと息を吐く。



「のど、渇いたなあ」


確か廊下に自動販売機があった気がする。
けど、勝手に出て行っていいのだろうか、施錠とかするだろうし。

ううん、でも持参したお茶はさっき飲みきっちゃったし…


慣れない空間でそわそわしていると、突然扉の方から声が聞こえてきた。




「茨は一体どこに消えたの?待たせるなんて悪い日和!」

お姫様→←お世話になります



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斉藤ちく(プロフ) - ちびさん» コメントありがとうございます。とても励みになります!細々とですが続けていきたいです。ちび様もご自愛ください! (6月9日 19時) (レス) id: 43e5963b91 (このIDを非表示/違反報告)
ちび(プロフ) - はじめまして!いつも楽しく拝読しています。展開もドキドキワクワクで…とても楽しみにしております。雨が多く、ジメジメする時期ですが…ご自愛ください。これからも応援しています☆ (6月9日 7時) (レス) id: 190d57c004 (このIDを非表示/違反報告)
斉藤ちく(プロフ) - あめみやさん» コメントありがとうございます。ツンデレ茨からしか摂取できない栄養、ありますよね…。 (6月8日 14時) (レス) id: 771595aedb (このIDを非表示/違反報告)
あめみや(プロフ) - ツンデレな茨もまた良き (6月5日 22時) (レス) @page37 id: a179dcb416 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:斉藤ちく | 作成日時:2023年5月4日 18時

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