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6…もうひとつの仕事 ページ6

「大丈夫ですか?なんかぼーっとしてますけど」
『んっ?あ、大丈夫です。ちょっと考え事してました』
「それじゃ、行きましょうか」


車のエンジンが鳴り、外の風景はどんどん変わっていく


「Aさんって、なんの仕事してるんです?俺は普通に営業の仕事ですけど。」
『私も普通に会社員ですよ。それと、あ…』


私の本業は会社員。けど、他の名前を使って、ネットの小説家もしている。
これ折原さんに言わないといけないかな。


私が、言葉を濁したのに折原さんはん?とこちらを向いた。
あ、これ言わないといけないパターンかな


「どうしました?」
『いや、その。本業は会社員なんですけど、副業っていうか』


私が言うと折原さんはそうなんですか!と目を輝かせた。
え?そんなワクワクしそうな感じ?


「すごいですね。なにやってるんです?」
『えっ。あー、聞きたいですか?』


聞き返すと、折原さんははい。と頷いた。



これ言って、引かれたりしないよね?
少しの不安感をもって私は口を開いた


『ネットの小説家もしておりまして…』
「へー!すごいですね!橘Aっていう名前でです?」
『いや、ちょっと名前を変えてます。』


これって、名前も聞かれる感じか?
さすがに名前は言わない。と折原さんが口を開く前に私が先に言う


「どんなな…」
『名前は言いませんよ。』
「あ…」


先に言われた〜とハンドルを握りながらがっかり。と肩を落とした。
そんな折原さんの様子が面白くて、ハハハッと吹き出した。
笑った私に折原さんは、なに笑っとるんですか〜と笑い返した。
あって一日目とは思えないほど車のなかは明るい雰囲気で満たされていた。
ずっとこんな時間が続けばいいんだけどな。

7…三人の男性→←5…赤くなった頬



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設定タグ:浦島坂田船 , センラ , 歌い手
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ハチミツ(プロフ) - 甘歌@ラさん» コメントありがとうございます!楽しんでいただけたようで嬉しいです!続編も是非よろしくお願いします! (2019年3月31日 0時) (レス) id: 9c73988fd7 (このIDを非表示/違反報告)
ハチミツ(プロフ) - かさん» コメントありがとうございます!幸せな気持ちになってくださるとは…!とても嬉しいです!続編も是非よろしくお願いします! (2019年3月31日 0時) (レス) id: 9c73988fd7 (このIDを非表示/違反報告)
甘歌@ラ - いつも楽しく読ませていただいています!やっぱりセンラーなのでセンラさん関係の話が好きで、その中でもこの話が好きだったのでコメントしました!続編楽しみに待っています! (2019年3月30日 17時) (レス) id: cc69629506 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - すごく面白かったです!更新ペースも速くて楽しめました!毎回キュンキュンしてセンラーの私はとっても幸せな気持ちになりました!続編楽しみにしてます! (2019年3月30日 1時) (レス) id: 6a9a2fc2e6 (このIDを非表示/違反報告)
ハチミツ(プロフ) - ろっとさん» コメントありがとうございます!この小説の50話分は全て書き終えたので、続編でうらたさんや志麻さん、坂田さんとの絡みのお話を書かせていただきます! (2019年3月28日 22時) (レス) id: 9c73988fd7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハチミツ | 作成日時:2019年3月11日 0時

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