祝え！夢女子の王の誕生を！（ウォズ）

夢主の生活と優しい大家さん ページ6

変なとこから始まります。

ヒカルside

「あ、あと、本見つけてくれて、あの…ありがとうね！！！(全力の笑顔)」

ああーやっと言えたーー！黒崎くんへのお礼！
そんな謎の開放感に浸りながら、帰り路を歩いた。建物の隙間から見える夕日が美しかった。

す る と …

「…どういたしまして。あと、私の事はウォズ呼びでいいよ。」
「え！？あ、ハイｨｯ!!!!!!!!」
いきなりのお返しに、心臓が口から出そうな位びっくりした。さっきのお礼からもう数分経ってる気がするけど…。って誰か来たあぁぁぁぁ！？〈忙しいな！byモブのA子

「あ、ヒカルには紹介してなかったね。こちら、右からゲイツ、オーラ、後輩のウール。」
「あ、初めまして！私は、永月 ヒカル！よろしくね！」「ああ。」「よろしくね。」「よろしく！永月せんぱい！」
それから、皆で話をしながら歩いた。

気づけばあっという間に分かれ道。私はここを右に曲がる。他の皆は左だそう。

S「じゃーねー！ヒカル！」G「またな。」T「バイバーイ！」W「さよなら、ヒカルさん。」O「じゃあね。」U「せんぱーい！また明日ねー！」「うん！じゃあねーーー！」

挨拶を交わした後、皆と私はそれぞれの道を歩いた。初日でいきなり5人も新しい友達できちゃったよwww。…あれ？そういえば私…。
途中から、言葉に詰まらないで話せた…？
少しだけ成長した気がして、なんだか嬉しかった。

そして、あっという間にアパートに着いた。階段を上って自分の部屋の番号が書かれたドアまで歩いた。カギを取り出してドアを開け、ドサッと荷物を降ろす。私はここで一人で暮らしている。
もう6時。バイト行かなきゃ。
バイトといっても、ここの大家さんのお手伝いだけどね…笑。外を掃除したり、ゴミを捨てたり。たまに他の部屋の人から家賃を受け取ってきたり、買い出しに行ったりしている。

PM6:10…
「裕子さーん！遅れましたー！」
「いいのよ。ちょっとくらい。じゃ、ゴミと掃除、お願いね。」

大家さんはすごい優しい。10分も遅れたのに許してくれる。しかも働いたら家賃は払わなくていいって言っているし、それどころか2000円も渡してくれる。もう優しいどころの話じゃなくないこれ…？

ゴミ捨ても掃除も終わり、大家さんは茶色い封筒を渡してくれた。なんかいつもより重い気がするんだけど…。

「今日はいろいろあってあって疲れたでしょ！ご飯食べて行けば？」


　 その日は、大家さんが作ってくれた鍋をいただきました。

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