173《takaki》 ページ25
おかしい…
3人がいつまで経っても戻ってこない…
車を降りてから1時間は経っている
俺は何かあったのかと思い、建物の中に行くことにした
高「ちねーん…Aちゃーん…中島くーん…」
呼んでも返ってこない返事
どんどん不安は大きくなっていく
高「知念？一体いつまで…！？」
そこには誰もいなかった
知念もAちゃんも…
？「高木くん！！！」
高「中島くん！？」
突然物陰から出てきた中島くん
高「2人は！？」
中「それが…！」
中島くんは酷く震えていた
目も怯えている
中「知らない男達に…連れ去られちゃって…」
高「嘘だろ…」
急いで携帯を取り出して電話をかける
【もしもーし？】
高「伊野尾くん！大変！知念とAちゃんが誘拐されて！」
【は！？】
電話の奥で伊野尾くんが山田に伝えてるのがよく分かる
【雄也！どういうことだ！】
次に電話に出たのは山田だった
高「わかんねぇ！1時間経っても戻ってこないから来てみたら二人ともいなくて…」
【中島は！】
高「いる！」
【変われ！】
電話を渡すと、恐る恐る受け取る中島くん
中「はい…」
【見たこと全部言え！はやく！】
中「えっと…顔は覚えてないんですけど…7人ぐらいの男達が突然出てきて…知念くんとAちゃんが銃で戦ってたんですけど…」
【けど？】
中「そっからは僕は隠れてろって言われてたのでわかんなくて…
15分ぐらいして急に静かになって…でも怖くて出れなくて…
そしたら高木くんが来て…」
なるほどな…
大勢相手に2人じゃきついかもしれない
しかも1人はAちゃん
けど、7人ぐらい知念だけでもどうにかなるんじゃ…
【雄也！一旦帰ってきてくれ】
高「わかった」
考えることをやめ、すぐさま家に向かった
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作者名：Alice | 作成日時：2018年12月14日 18時
