人形遣いとプロデューサーの平和な日々（斎宮宗）

3話 ページ5

私と佐賀美先生は教室に向かっていた。

「それで先生。説明しないといけないこととは...？」

そう言うと先生は、あぁそうだった。と言ってとんでもないことを言ってきた。

「お前はここのプロデュース科ってところに転校してきたんだけど、新設されたコースでな、まだ教室がないんだ。だからアイドル科って所に配属されたんだけど、実はアイドル科は全員男しかいないんだ。」

え...？

「ええええええええ!?全員男!?それ、ホントですか!?」

「ホントだ。つまり、お前は男だけのコースに配属されたってことな。」

男だけ。しかもアイドル科!?

「あの、すみません。アイドル科ってどんな所なんですか？」

そう言うと先生は丁寧に説明し出した。

「アイドル科っていうのは名前の通り未来のアイドルを育成するコースな。アイドルになりたいと思った子達が集まっている。まぁ全員男だがな。」

全員男...！しかもアイドルを目指してるんだから絶対顔面偏差値高いよね...。気を引き締めて行かないと！

「お、話してたら教室に着いたな。今日からここがお前の教室な。」

プレートには2-Aとあった。

「じゃぁ俺が呼ぶまで待機なー。」

そう言って先生は先に教室へと入った。バクバクと心臓がうるさい。やばいものすごくドキドキする...。そんなことを思ってると教室の中から入ってこーいと言う先生の声が聞こえた。
...よし！意を決して教室の扉を開いた。

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