11話 ページ13
「手芸部ですか!?す、凄いですね!私、お裁縫全然上手くなくて...。羨ましいです…。」
そう言うと、男子生徒がそれなら!と声を上げた。
「俺が裁縫の手ほどきを教えてあげますよ!本を見ながらだと尚わかりやすいですよね!明日からここで放課後始めますか?」
「え!?いいんですか!?是非お願いします!」
「こちらこそ!あ、自己紹介がまだでしたね。俺、青葉つむぎって言います。アイドル科で
Switchっていうユニットに所属しています。」
「一宮Aです。よろしくお願いします!」
こうして私は放課後、図書室に来ては青葉先輩から裁縫を教えて貰っていた。
「Aちゃん。そこはこうした方がいいですよ。」
青葉先輩教え方上手だなぁ…。ものすごくわかりやすい。そんな呑気なことを考えながらユニット衣装を作っていると廊下からバタバタと走る音が聞こえてきた。
「んあ!つむちゃん先輩ちょっとええ?」
濡れ羽色の髪の毛の男の子が来た。その子は関西弁で顔も整っている。少し違うとこといえば目の色が違うこと。その子は私に気がつくとあわあわして顔を俯かせた。あれ...?私何かしたかな?
「みかくん。どうしたんですか?」
青葉先輩がそう言うとみかくんという子はあ、そうやった!と言って青葉先輩に言った。
「お師さんがね、つむちゃん先輩を呼んどるんよ。お師さん、結構な量のお洋服作っててな。納期にちょっと間に合わんかもしれへんねん。俺はまだなんも出来ひんし、納期に間に合わんとあかんから...。」
そう言うと、青葉先輩は少し困ったような顔をした。
「うーん...俺は別に構わないんですけど宗君は何も言いませんかね…?」
そう言うとみかくんと言う子はちょっと怒ったような顔をした。
「確かにつむちゃん先輩のおったユニットのせいでお師さんの居場所は失われた。でも...でも、そんなの忘れさせる位今頑張っとんよ。だから手伝ってくれへん?お師さんもつむちゃん先輩の作業は遅いけど正確さに関しては確かって言ってたから...。」
青葉先輩はニコッと笑ってわかりました。すぐに行きますと伝えてくださいと言ってみかくんと言う子を返した。
「Aちゃんすみません。ちょっと用事が出来ちゃいました。何か分からないことがあったら、手芸部に来てください。俺はそこにいるので。」
わかりました!と私は言って青葉先輩を見送った。
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キャウル(プロフ) - 佳乃さん» 応援ありがとうございます!これからも頑張ります!あと、ご指摘ありがとうございます!修正致しました! (2018年12月25日 9時) (レス) id: f0ea2974ec (このIDを非表示/違反報告)
佳乃(プロフ) - 19話の仁兎なずなの仁が、二になってますよ! 更新頑張ってください、応援しています! (2018年12月23日 5時) (レス) id: 06c45cfc1b (このIDを非表示/違反報告)
キャウル(プロフ) - ミケさん» コメントありがとうございます!面白いと言ってもらえてすごく嬉しいです!あと、ご指摘ありがとうございます。すぐに直しますね!これからテスト期間で更新できませんが、待っててくれると嬉しいです! (2018年11月19日 18時) (レス) id: f0ea2974ec (このIDを非表示/違反報告)
ミケ - とても面白いです!楽しく読ませてもらっています♪(/ω\*)11話のつむぎの一人称が「僕」になってますが、正しくは「俺」ですよ〜!!これからも頑張って下さい!応援しています(^^) (2018年11月19日 6時) (レス) id: 7792b2cf2c (このIDを非表示/違反報告)
キャウル(プロフ) - 39話、どれいは漢字で使うとNGワードなので平仮名にしました。 (2018年11月18日 18時) (レス) id: f0ea2974ec (このIDを非表示/違反報告)
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