21話 ページ23
ハッと気づいた時には
押し倒されていた。
抵抗しようとしたが、太宰さんは私の両手を
片手で拘束し頭上に纏める。
貴「ちょ、太宰さ.......!ふざけないでくださ.......!」
太「ふざけてない、私は本気だよ。」
太宰さんのヘラヘラした顔が今は
底の見えない瞳で私を見下ろす。
太「...Aちゃん、私が何時も君に対して巫山戯た気持ちで接してたとでも思ってるの?」
貴「そ、それは.......。」
太「私達ずっと一緒だったじゃないか。依頼を受ける時も、仕事する時も、何時も一緒だったじゃないか.......、それが何で、中也と.......、何で他の男なんかと付き合ってるの?」
鷲色の瞳はどこを見詰めているか分からなかった。
太「中也の部屋に居たのだって、一緒に暮らしてたのだろう...?中也の帰りを待ちながらさ、」
貴「っ、そうだったとしても太宰さんにはなんの関係もないでしょ?、いいから退いてっ、きゃ!」
その言葉を聞いて逆上したのか、太宰さんは
私の手首を締めつけた。
貴「嫌、いっ!!」
物凄い力で締めつけられ、痛みで顔が歪む。
太「関係ない?、関係ない訳ないでしょ?、君は私の物なんだ。勝手に他の男と幸せになるなんて許さない。然もよりにもよって中也だなんて.......、」
貴「っっ!、私は太宰さんのものじゃっ!.......ンムグ!」
言葉を遮る様に太宰さんは私に強引に唇を重ねた。
太「君が私以外の男の物になっていい訳ないだろ、っ、ずっと傍に居たんだ、っっっ、今更彼奴に君を奪われてたまるかっっ、」
貴「やだ、やめてっ、太宰さ!!」
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中也しゅき - 中也になにされてもいい✨はぁ〜😍大好き😆💕 (7月15日 17時) (レス) id: 098ad0566b (このIDを非表示/違反報告)
紅月ミレー - ヤンデレ中也様滅茶苦茶最高です(〃・ω・〃) 太宰治様も、滅茶苦茶最高です(〃ω〃) (2022年1月10日 10時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
無気力ラブ組(プロフ) - 続きお願いします! (2020年6月9日 1時) (レス) id: 96967fede0 (このIDを非表示/違反報告)
曇天に笑う - 続き書いて欲しい (2019年9月8日 18時) (レス) id: 96967fede0 (このIDを非表示/違反報告)
風花(プロフ) - めっちゃ面白いです!更新頑張って下さい! (2019年8月18日 14時) (レス) id: 0d8ec74b3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:moka | 作成日時:2018年9月15日 13時