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漆ノ狂イ ページ8

私が狂の呼吸を会得してから少し経った頃。

「A」

「なーに?」

「お前が最終選別に行く事を許可する」

「本当!?」

「まぁ行くか行かないかはお前の自由d「行くよ!師範に恩返ししたいから!」そうか」

そういうと師範は少しだけ青みがかった目を少し細めて表情を緩ませた。

けど、其の表情は少しだけ・・・

ホッとしたような顔だった。

5日後には荷物を纏め準備を済ませていた。

さぁ後は家を出るだけ、となった時。

「A、此れを」

そう言って渡したのは狼のお面。

左右の目が違う色になっていて私とお揃いだ。

「此の面は『滅恕の面』という。

・・・必ず、帰ってこい」

「勿論だよ!」

そう答えると私は何か暖かいものに包まれた。

「Aと、一緒にいれて俺は幸せだった。

もう一度言うが、必ず帰ってこい!」

・・・暖かいなぁ。

こりゃあ絶対死ねないや。

そして私は今度こそ家を出た。

師範は柔らかい黒髪を風に靡かせながらずっと見送ってくれた。

師範がいてくれて、良かったなぁ。

ふふ、暖かいねぇ。

そしてまた何日か歩けば藤の花が狂ったように咲いている山に来た。

此処が、会場かな?

「ねーねー君」

私は取り敢えず似てるお面をつけた集団に話しかけてみた。

「どうしたの?」

お花のお面の子がそう返してくれた。

「此処って最終選別の会場?で良いんだよね?」

「あぁ!

俺は錆兎。

こっちは真菰だ。

あと・・・

義勇、後ろに隠れるな!?」

「だって・・・」

「私は花裂A、真菰、義勇、錆兎宜しくね!」

「「「宜しくな/ね」」」

そして私は生まれて初めて友達というものができた。

ふふ、此処は初めてが沢山あるなぁ。

あっちでは私自体人を避けてたからねぇ。

ま、いいや!

先ずは此処で7日間生き残って鬼殺隊入ってやる!

師範に恩返ししなきゃね!

ーーー
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設定タグ:鬼滅の刃×ヒロアカ , 逆ハーにしたい   
作品ジャンル:アニメ
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鈴懸(プロフ) - 誰かご意見お願いします... (2021年9月18日 19時) (レス) id: b78c3dc165 (このIDを非表示/違反報告)
奈雪(プロフ) - ハスの花さん» すみません今直します!ありがとうございました! (2020年8月3日 22時) (レス) id: 5baed18305 (このIDを非表示/違反報告)
ハスの花 - 最終決別ですよ。 (2020年8月3日 21時) (レス) id: 6a4cb75c85 (このIDを非表示/違反報告)
奈雪(プロフ) - 月花さん» ありがとうございます、頑張ります! (2020年3月23日 13時) (レス) id: 5baed18305 (このIDを非表示/違反報告)
月花 - 何か読みながら泣けてきちゃった。 続き楽しみにしてます。 (2020年3月23日 13時) (レス) id: 23cb55ce5b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:奈雪 x他1人 | 作成日時:2020年2月1日 2時

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