【鬼滅の刃】失敗作は狂ったようで【ヒロアカ】

拾ノ狂イ ページ11

「あぁ、此れか・・・

A、ゴメンな」

「何で、謝るの？

何で？」

「本来なら、俺はもうとっくの間に死んでいるはずなんだ」

頭が、理解することを拒否した。

「え？」

「けどな、始祖の鬼に変な血鬼術をかけられたんだ

『弟子が最終選別を突破して、帰ってくるまで死なない』っていう摩訶不思議な内容だ

かけられた当初死ぬのが急激に怖くなった俺は弟子を取るのも辞めた

けど、100年くらい生きてきて思ったんだ

今の俺は憎んでいた鬼と同じ存在だって

そんな時お前に出会ったんだ

ありがとうな、こんな俺と一緒にいてくれて」

話してる間にも師範はどんどんと灰になっていく

「止められないの？

其奴を今すぐ殺せば良いの？

ねぇ、どうすればいいの？」

嫌だ

師範に消えて欲しくない

「俺は最期にAと一緒にいれて良かった

俺の羽織はお前にやる

自由にしろ

俺はお前をずっと愛している

本当にありがとう

笑って生きてくれ」

其の言葉を最期に師範は灰となった

「師範、ねぇ、師範、師範...

し、はん？」

幾ら問いかけても返事は返ってこない

何時間が呼びかけてやっと理解できた

・・・師範は、死んじゃったんだ

心がどんどんと凍っていくのを感じた

師範、私の存在意義を探してくれるって言った

けど、私の存在意義は師範だった

最終選抜に行ったのも師範に恩返ししたかったから

暖かい優しさをくれたのも師範だったから

私の家族になってくれたのも師範だったから

ねぇ、何で？

ナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデﾅﾝﾃﾞﾅﾝﾃﾞﾅﾝﾃﾞﾅﾝﾃﾞﾅﾝﾃﾞﾅﾝﾃﾞﾅﾝﾃﾞﾅﾝﾃﾞﾅﾝﾃﾞﾅﾝﾃﾞﾅﾝﾃﾞ?

可笑しいねぇ可笑しいねぇ可笑しいねぇ

「ふふ、あはは、キャハハ、へへ、ｱﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊ」

・・・其の日から私は自分の心を

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殺した

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