天羽組 八隅 ※ リク ページ41
*
ここ最近は予期せぬ仕事が立て込んで恋人らしい事が全く
出来なかった
ましてや交際の事実を組に報告している訳でもないから表立って
仲良くする事も出来ない。例え公表したとしても尊敬する兄貴分が
組内で甘い言葉を囁いてくれるとも思えないけれど……
「……」
「どうした？」
久しぶりの自宅デートだからもしかしたら、なんて期待を
していたのに一切触れてこない八隅にAは不満を隠せない
「何をそんなに拗ねてるんだよ」
「何でもないです」
その接し方はまるで組にいる時と同じ。好きだとか愛してるとか
そんな言葉だけではどうしても物足りなかった
「……」
「A」
どんな表情のAも可愛いとは思うけれど笑った顔が
見たいというのが本音だ
八隅はどうしたものかと考えていると急にAが真正面から
抱きついてきた
「どうした」
「……い」
「ん？」
「キス、して下さい」
「あのなぁ」
呆れたようなその口調にAはもういいと冷たく呟いて
八隅から離れた
「A。こっちを見ろ」
「……」
「後悔するなよ」
不意に紡がれたその言葉の意味が分からずAは顔を上げると……
「んっ！？」
キス……というにはあまりにも荒々しいそれに思わず肩を押し返すも
全く離れない。それどころか苦しくなっている事なんかお構いなし
八隅は抵抗するAの事なんか無視してそのまま貪り続けた
「ちょ……離れて、下さいっ！」
「先に誘ったのはお前だぞ」
「え？」
「寂しいのは俺も同じだ。けどな」
不用意に触れては歯止めが効かなくなるのが分かっていたからこそ
一定の距離を守っていたと言うのに……
「俺もいい加減抑えきれねぇ」
「ま、待って！待って下さ……っ」
もう本心を隠す必要が無くなった八隅は再び唇を重ねる
Aはただ構ってほしかっただけ。気を引きたくて
キスして下さい……なんて言っただけだったのに
「ま、まだお昼ですよ！？」
「だからどうした」
「せ、せめて夜に……っ」
「もう黙っとけ」
意図せずとも引き金を引いたのはA自身。翌日、ベッドから
離れられなかった故に休む事になるとはこの時はまだ知る由もない
「Aの奴大丈夫ですかね」
「心配するな小峠。それに風邪でも何でもねぇよ、ただの
腰痛だ」
「……何で八隅の兄貴がそれをご存知なんですか？」
「Aの事なら何でも知ってる」
*
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ぷるん(プロフ) - ゆずさん» 結局浮かばなかったらすいません💦そうですね、リク内容固まっている方からお伺いいただけると助かります (12月11日 18時) (
レス) id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - ぷるんさん» それでしたら内容が既に決まってる方から伺っていく方が良さそうですね？🤔分かりました！少し呼びかけ方法変えますので引き続き待機お願いします🫡 (12月11日 18時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - ゆずさん» 続きも気になる展開でした！イケおじはやっぱり素敵で✨年末企画リクに迷いが生じます…イケおじに合いそうなお題さえ浮かべば😭 (12月11日 18時) (レス) id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - ぷるんさん» ありがとうございます！補足しますとこの時の大丸さんはまだ夢主に明確な想いを寄せていなくて、事故とは言え約束を反故にした事に対して憤りを感じている設定になっています！🤭 (12月11日 18時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - 大丸さんさっそく読みました！ゆず様のイケおじ……他のキャラでもよくそう思うんですが文字で読むとより格好よさや渋さが伝わってきてすごく好きです😊 (12月11日 18時) (レス) id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず | 作成日時：2023年7月6日 10時
