天王寺組 戸狩 ※ リク ページ37
*
「今月もありがとう。はい、守代よ」
「いえ……」
戸狩と言えば天王寺随一の武闘派。そんな彼が唯一、そのなりを
潜める相手といえば……
「どうしたの？」
天王寺組に多額の守代を納めるクラブのママであるAだ
「Aさん」
「何？」
その付き合いは長く、それこそ戸狩が初めて守代を回収する事に
なったのがこのクラブでAは当時からNo.1の座にいた
新人の戸狩をからかう嬢もいた中、Aだけは立派な天王寺組員
として接していた事から今の関係が始まった
「そろそろ返事聞かせてもらえませんか」
「守代の増額の事？それとも……」
「茶化さんで下さい」
「あのね。私達はこの距離感だから上手くやっていけるの」
あくまでもビジネス関係、それ以上でもそれ以下でもない。
進展させる気も無ければ後退させるつもりもない……そう
Aは言っているのだ
全くもって上手い断り方だと戸狩は思った
「出来る限り天王寺組の手を煩わせないように努力するわ」
「用が無ければ来んといてと仰ってますね」
「早く事務所に戻りなさい。私も立て込んでるから」
またしても駄目だった。優しいと言ってもやはり引退まで
トップの嬢を務め、今はやり手のママになり……
結局、戸狩はこの日これ以上Aと話をする事が出来ず
事務所にに戻るのだった
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何だかんだで店に来れたのは翌月の守代を回収する日に
なってからだった
「すみません戸狩さん！お待たせしました」
「別に待っとらんけど……」
この日、いつもと違う事にすぐに気がついた。守代を
持ってくる役はAなのに今日は何故かボーイらしき男が
持ってきたのだ
「Aさんは忙しいんか」
「ママなら２週間前に引退しましたよ」
「……は？」
「あれ？聞いてませんでしたか」
「知らんそんなの」
ここでようやく立て込んでるの意味を理解した。あの時から
既に引退の準備を始めていて、それの事を言っていたのだと……
「今、何してるか分かるか？」
「それが僕達も分からないんですよ。あの人はいつも
自分を隠しておりましたから……」
自分にだけは心を開いてくれている。しかしそれは単なる
驕りでしかなかった
「渋谷……今日飲みの約束、また今度にしてもええか？
探さなあかんものが出来たんや」
*
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ぷるん(プロフ) - ゆずさん» 結局浮かばなかったらすいません💦そうですね、リク内容固まっている方からお伺いいただけると助かります (12月11日 18時) (
レス) id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - ぷるんさん» それでしたら内容が既に決まってる方から伺っていく方が良さそうですね？🤔分かりました！少し呼びかけ方法変えますので引き続き待機お願いします🫡 (12月11日 18時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - ゆずさん» 続きも気になる展開でした！イケおじはやっぱり素敵で✨年末企画リクに迷いが生じます…イケおじに合いそうなお題さえ浮かべば😭 (12月11日 18時) (レス) id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - ぷるんさん» ありがとうございます！補足しますとこの時の大丸さんはまだ夢主に明確な想いを寄せていなくて、事故とは言え約束を反故にした事に対して憤りを感じている設定になっています！🤭 (12月11日 18時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - 大丸さんさっそく読みました！ゆず様のイケおじ……他のキャラでもよくそう思うんですが文字で読むとより格好よさや渋さが伝わってきてすごく好きです😊 (12月11日 18時) (レス) id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず | 作成日時：2023年7月6日 10時
