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第4話「太公望VS高友乾〜逃げるが勝ち〜」その2 ページ18

聞仲の放った禁鞭が妲己の体へと迫る………かと思いきや、当たったはずの禁鞭は、妲己に傷一つ与えていなかった。

高友乾「!!ムチが通り抜けた!!?」

聞仲「むっ!」

驚いている聞仲と四聖を前に、妲己の体が謎の空間に包まれ、妲己を覆い隠していく………。

妲己「またねん♡」

そして、完全にその姿は消えてしまった………。

王魔「消えた……。」

聞仲「フッ。逃げられたな…。
爐泙伸瓠弔。いいだろう。私は何度でもおまえと戦ってやるぞ。………狐!!」



ーーー胡喜媚と王貴人もこの時消えていた。

おそらくは妲己が連れ去ったものと思われる。

そして、妲己三姉妹を破った聞仲と四聖の名は仙人界にまでも噂となった……。







天化「へーーえ。聞太師と一緒にあの妲己三姉妹を追い出したやつらか…。ちとやばいさ。」

武成王「ああ…。今までのやつらとは格が違うぜ。」

A「九竜島の、四聖…………。」

少し離れた岩山で、天化と武成王、そしてAが話す。



武成王(気をつけろよ、太公望どの!!)




太公望「九竜島の四聖か……。ケタ外れの攻撃力を持つ戦いの専門道士(プロフェッショナル)との噂だが……。」

互いに睨み合いながら太公望は冷静に相手について考えるが、それもすぐに高友乾の水によって遮られる。

水はまっすぐに太公望の背中へと突き刺さり、重い一撃を与えた。

太公望「ぐおーっ!!!
ちょっ…ちょっと待てっ!まだスタートの合図が………待てとゆーにっ!!」

高友乾「真剣勝負に待てはないだろ太公望…。キミ、それでよく生きてこられたね。」

太公望の制止の声も聞かず、高友乾は容赦無く水を敵へと向ける。

高友乾「正直、この根元珠の性能に驚いているのだろう?
この宝貝は水を思い通りの形にして動かせるんだよ。
金鰲列島の下の海にもう一つ浮いていてね。それと空間がつながってるから大量の海水を出すことができる。」

太公望「わっ…わかった!しかし一つ聞きたいっ!
おぬしらはかつて妲己と戦ったと聞く。わしの敵も妲己。…ならばお互い手を組み、打倒妲己とはいかぬか!?」

太公望の必死の説得にも応じず、高友乾は宝貝を構えながら冷たく返す。

第4話「太公望VS高友乾〜逃げるが勝ち〜」その3→←第4話「太公望VS高友乾〜逃げるが勝ち〜」その1



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信乃(プロフ) - 封神演義いいですよね!楊戩とかカッコいいし、天化もいい!更新ファイトデス (2017年5月21日 17時) (レス) id: 7cad6b70e5 (このIDを非表示/違反報告)
風蛍月(プロフ) - 真ちゃんなう!さん» コメありがとうございます! すみません、最近更新するの忘れてました← なるべく頑張ります! (2015年8月12日 15時) (レス) id: 4620f76b51 (このIDを非表示/違反報告)
真ちゃんなう!(プロフ) - この小説好きです!更新頑張ってください!! (2015年8月12日 14時) (レス) id: 883ad8778b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:風蛍月 | 作成日時:2014年7月28日 20時

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