【地縛少年花子くん】八尋姉妹の妹

第二の怪 ページ4

｢貴方が花子さん！？｣


｢そーだよぉ！｣


花子さんって女の子じゃなかったの！？

そう思ったのは姉さんも同じようで、おカッパは！？赤いスカートは！？と聞いていた

｢あー、そういうの今流行らないんだよねー｣

『流行り！？』


｢花子くんって呼んでもいいよ｣


そうピースしながら花子さん？が言った


初めて会った時から思ってたんだけど花子さんってかっこいいよね

って、な、何思ってんの私！？


『そう言えば花子さんって男の子なんだね

私、女の子かと思ってた！』


｢うんうん！私も女の子かと思ってた！！｣


｢確かに俺は男だよ

でも性別以外は君達が聞いた噂通りさ


何か一つを代償に、呼び出した人の願いを叶える



君達にもあるんだろ？願い事

聞かせてよ｣



花子さんの手には白い人魂が


さ、触ってみたい！！

でも姉さんが警戒してるから我慢しよう


｢本当に…？

ただの変態幽霊じゃないのね…？｣


『ね、姉さん！？』


そんな事言ったら、落ち込んでどっか行っちゃうんじゃ…！


｢もういいさよなら……｣


予想は当たったようで、落ち込んでいる花子さん



『あわぁぁぁぁぁ！わ、私は男の子の花子さんすっごいかっこいいと思うよっ！！』

｢うそうそっ！男の子の花子さんかっこいいーっっ！｣



｢……かっこいい……



それじゃあ名前と願いをドーゾ！｣


｢『意外と単純……』



私達は同じことを思った

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