【イナイレ】星の妖精は日本のサッカーで世界へ行く4

番外編 密かに始まっていた…？ ページ46

((ﾄﾞｰｰｰﾝ ((ﾊﾞｰｰｰﾝ


冬花「あれ？まだ誰か練習してる…」


冬花(第2グラウンドかな…)









不動「とりゃぁああ！！」


((ﾄﾞｰｰｰﾝ！


不動「はぁっ…はぁっ…………こんなものか」





冬花「不動…くん？」






不動「うわぁっ！

びびった、久遠か」


冬花「うん、脅かしてごめんね？」


不動「いや…。別に構わねぇーよ」


不動(というか、俺、久遠と二人きりで話すなんて初めてじゃねぇーか？
というか、久遠と話す自体珍しいし…)


冬花「ねぇ、いつもこんな遅くまで練習してるの？」


不動「ま、まぁな。

今日は明日が決勝だから、早めに切り上げる予定」


冬花「…無理しちゃ、だめですよ？」


不動「……………ふっ。

大丈夫だ。俺はそんなにヤワじゃねぇーよ」


というと、不動は冬花の頭をポンっと手で撫でた。


冬花(あ、笑った)


冬花「そ、そうですか//」


不動「………………あ、わり//」


冬花「い、いえ//」




「「……………………」」




冬花「あの！」


不動「！ どうした」


冬花「明日の試合、が、頑張ってください！」


不動「！！

おう！任せろ」


冬花「！ はい！」


不動(っ//すげー笑顔)


冬花「あ、あと」


不動「？」


冬花「私のこと、名前で呼んでください」


不動「…は？」


冬花「ほら、お父さん、久遠監督と、久遠じゃややこしいでしょ？

だから、名前で呼んでほしいです」


不動「え！//いや、でも…」


冬花「ふ！ゆ！か！」


不動(っ！近い近い！！)


冬花は不動の顔にめっちゃ顔を近づける。


不動「ふ、ふゆ…か…」


冬花「はい！よくできました！」


冬花(やった！名前で呼んでもらえた！)





不動「………お前、敬語外せ」


冬花「え？」


不動「名前を呼ばそうと思ったけど、まず敬語外せ。堅苦しい」


冬花「え、でも、これは癖みたいな感じですから…」


不動「は！ず！せ！」


冬花「…わ、わかった。

これでいい？」


不動「うん、それでいい」


冬花(あ、また笑った。今日はいい日かも)









『あれ？あそこにいるの、不動と冬花ちゃんじゃない？』


風丸「お、意外な組み合わせだな〜」


『「早くくっつけばいいのに」』


『え？』


風丸「ん？」

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