【イナイレ】星の妖精は日本のサッカーで世界へ行く4

168話 満天の星空 ページ35

他人がくれた力？


『それって、どういう…』


風丸「エイリア石、と言ってな。身体能力を上げる力を持っている隕石だ。

俺はそれを手に入れ、


_______円堂たちとの勝負に使ってしまった」


！ そういえば、アフロディからもらった日本のサッカーの映像に、なにか紫色のものを身につけサッカーをしているのものを見かけた。

確か、その中に、風丸に似た人がいたような……。

もしかしてその人が、今風丸が話した出来事？


風丸「だから、お前は強い。
俺みたいに、他人の力を使おうとせず、ちゃんと自分の力と向き合い、必殺技を生み出そうとしてるんだから。

ぜんぜん、情けなくなんかない」


！！

自分の力と向き合い…か。


『風丸。話してくれてありがとう。

自分が犯したことを、他人に話すなんてとても辛いでしょう？』


風丸「はは！そうだな。特に彼女に話すなんてな____(ギュッ


え？」


私は思いっきり風丸を抱きしめた。


そんな、無理やり笑わないでよ。


『……ごめん。ほんとに、辛いこと話させて、ごめん………』


また月愛からは涙が溢れ出ていた。


風丸「泣くなよ月愛。俺は大丈夫。

幻滅しただろ？今の月愛より、よっぽどかっこ悪い俺の過去」


『…ぐすっ。いいえ、そんなこと…ないわ』


と言うと、月愛は顔を上げ、


『大切なのは、今、どうしてるのか、じゃないかしら？』


風丸「今…」


『確かに、過去に大変な過ちをしたのかもしれない。
でも今、その過去をちゃんと乗り越えて、自分の力で円堂たちの一緒に世界と戦っているじゃない。

今の風丸は、とってもかっこいいと思うわ(ﾆｺｯ』


風丸「！ …ははっ。

俺が月愛を励ましに来たはずなのに、逆に励まされちゃったな」


『ふふふ。それはお互い様よ。
私は十分に励まされたわ。風丸のおかげでね。

ありがとう』


(chu


月愛は風丸の頬にキスを落とした。


風丸「っ///不意打ちは反則だろ//」


『いいじゃない、たまには！


わあ！風丸！見て！！』


月愛は空を指さす。


風丸「うわっ！ 綺麗だな〜」


そこには、満天の星空が広がっていた。

星の輝きで天の川がすごく綺麗に輝いている。


『やっぱり、いつ見ても星空は綺麗ね…』


風丸「そうだな、でも__________」

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