無口なワケあり少女はキセキと対峙するようです。 (ページ47)

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お散歩。ページ47

ダムダム。

ストバス特有のドリブル音が響く。

黄「あーあー、負けた負けたー。」

ベンチの背もたれに座ってぐっ、、、と後ろへ伸びて。
彼はそう言った。

黒「ひっくり返りますよ。」
『くすっ、それはそれよ。』
黄「ひどっ！」

私たちの言葉に頭を元に戻した涼太。
そんな彼とテツを見て、ふっと笑いながら。

『私、少し散歩してくるわ。』
黒「え、Aさん？」
『じゃ、あとでね。』

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『会いたかったー、会いたかったー、会いたかったー、Yes!!』
「何のんきに歌ってんだバカ！」

スパンっ、、、と頭を叩かれる。

『っ痛いっ？！』
「痛いじゃねぇよ！」

振り返れば何処か疲れた様な呆れたような顔した大我。

痛い、と若干涙目になりつつ彼を見上げれば。

火「あー、悪かった！悪かったから、、、！」

涙目かよオイ、なんて言いながら私の頭を撫でる。
そんな仕草はアメリカの頃から変わらないようだ。

『探しに来たの？』
火「分かってんじゃねぇか。黒子は？」
『あっち。行こっか。』

私と大我は二人で元いたストバスのところへと向かった。