体調不良に要注意！気象系 (ページ6)

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第５章ページ6

雅紀サイド

ん？智にぃから電話？こりゃまた珍しい。俺は電話に出ると、智にぃの少し焦ったような声が聞こえて来た。

智：『あ、雅紀？』

雅：「智にぃ？どうしたの？」

智：『いや、実はさ、和が喘息の発作起こしちゃって。今病院に救急車で…』

和が発作？大きな発作なのかな？

雅：「え？和が？なんで、どうしたの？え、ヤバイ、ヤバイ。和は大丈夫なの？ねえ、智にぃ！」

俺が慌てて言うと、智にぃは少し困った声で俺に事情を説明してくれた。

智：『落ち着いて、雅紀。まだあんまり詳しく分かんないから今から病院に向かうところ。雅紀の学校によって雅紀のこと迎えに行くからから先生に事情話して。今から行くね。』

智にぃはそう言うと、ぷつんと電話を切った。

雅：「和…」

俺はポツンとそう言うと、椅子からがたんと立ち上がって先生に話しに行った。和、やっぱり今日の朝無理してたんだろうな。気付いてやればよかった。