第８章 ページ41
雅紀サイド
翔：「で、こう、なった...?」
翔にぃが話終わって、俺たちはただその場で呆然としている。
『こう、なった』じゃないでしょ！だって…吐血とか、そんなのドラマでしか聞いたことないし、まさか翔にぃが吐血するとは思わなかった。
俺の目には自然と涙が溜まっていった。
雅：「しょ、にぃ。よかっ、た…グスッ。無事で、よか、ったぁ。ヒック。」
俺はしゃっくりをあげながら喋って、そのまま翔にぃに抱きついた。
翔：「うぉ！ふふふっ(笑)雅紀は泣き虫だなぁ(笑)」
この温もり、やっぱり落ち着く…
翔にぃは笑って俺の頭を撫でてくれる。
そこに、智にぃも乱入。
翔：「ちょ、重っ！」
俺たちは微笑みながら離れる。
智：「んふふ(笑)だって雅紀だけずるいんだもん…でも、無事でよかったよ、翔。」
智にぃはふにゃんと笑う…
けど、その表情は一瞬で怖い顔になった。
智：「…でも、なんで先に教えてくれなかったの、翔？」
翔にぃはゴクンと唾を飲み込んで、下唇を噛み締めた。
それからしばらく沈黙が続いて、俺が口を開く。
雅：「そうだよ、翔にぃ。俺たち…そんな頼りなかった？」
俺の言葉を聞いて懸命に首を振る翔にぃ。
智：「じゃ、なんで…」
翔にぃはうつむいたまま、話し始めた。
翔：「だって、迷惑、だと思って。それに、まさか胃潰瘍だとは思ってなくて…」
まぁた、翔にぃは人のことばっかり考えて、自分の体のこと全然考えてないよ…
あと、翔にぃ、自覚は薄々あったでしょ！一応医者だもんね、翔にぃは。
智：「翔、僕たちにとっては全然迷惑じゃないから。って言うか、頼ってくれた方がずっと嬉しいよ。だから、翔、もし苦しかったり辛かったりするときは、自分の体を先に優先させて、『辛い』って正直に僕らに言って、ね？」
翔にぃは、涙目になりながら、俺たちに力強く頷く。
翔にぃ、早く良くなってね！
作者：中途半端な終わり方っ！！！いや〜、文才がないもんで、すいませんね。
でも、これからもよろしくお願いいたします！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 77人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：花凛 | 作成日時：2019年5月9日 15時
