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次の日の昼間。

学校にて陽介と共に購買へと来ていた。

既に何を買うのか決めている陽介は、イチゴジャムの入ったパンを片手にこちらに歩み寄る。



「何にすんの?」

「んー……ツナマヨか鮭か…おかかもいいしな…」

「もっと可愛らしいもん買えよ。…昆布は?」

「…それにする」




可愛らしいものって、なんだ…


頷く私を見て、勝手に手を伸ばして昆布のおにぎりを掻っ攫う陽介。そのままレジに向かい、会計を済ませてくれた。


実は先ほど、化学のレポートを写させてあげたので奢ってくれているのである。

成績に関わるからと泣きつかれた。

泣くぐらいなら最初からやれ。と思ったけど、いつものことなので見せてあげた。


ほんと優しいな、私って。


購買の外で陽介を待っていれば、廊下の向こうから若村がやって来た。



「おー若村」

「瀬名か」


「お、若村じゃん」

「米屋もいたのか」

「お昼買いに来たの?」

「あぁ」



私の思う、メガネを外したらイケメンだと思うランキング1位に輝いている若村。

軽く挨拶だけを交わすと、購買の中へと入っていった。

それを見届けて 陽介がおにぎりを私に渡してくれる。


ちなみにランキング2位は片桐先輩で、3位は三雲くん。

3人ともコンタクトに変えてくれないかな…今度頼んでみよう。




「そういや昨日のランク戦どうだったんだ?」

「二宮隊が勝った。東さんとカゲ先輩と二宮先輩が残って、タイムアップ待ちで終わったよ」

「あちゃー、やっぱメガネくん達ダメだったか」



購買から私達の教室まではそこまで距離がない。

しばらく歩いて教室に戻って席に座ると、前の席に座る公平が、私達が戻ってきたのを見て椅子の向きを変えて座った。



「おーおかえり。Aおにぎり買ったの?」

「うん」

「弁当食ったのにまだ入んのかよ…もっと可愛らしいもん買えよ」

「それな」

「陽介に先越されたんだよ」



なんだ苺ジャムパンって。それ以上可愛い食べ物なんて購買には売ってないぞ。

美味しそうに食べる陽介を横目に、私も早速外のビニールを外しておにぎりにかぶりつく。



「そういや俺、次のランク戦の解説頼まれてんだ」

「おー」「へー」

「もっとなんかあるだろ。なんだその反応は」

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ろいど(プロフ) - 一気読みしました!!更新待ってます! (2022年2月25日 16時) (レス) id: 5682104901 (このIDを非表示/違反報告)
本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好き(プロフ) - 続き楽しみに待っています!!!! (2021年12月15日 0時) (レス) @page36 id: 6f7b9e6ac6 (このIDを非表示/違反報告)
白昼夢(プロフ) - 続編ありがとうございます!この作品大好きで、更新されるのいつも楽しみに待ってるので頑張って下さい!!応援してます! (2021年2月16日 22時) (レス) id: e0fa08789a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:無名 | 作成日時:2021年2月16日 21時

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