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七、戦闘 ページ7

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月明かりを反射する手裏剣を弾き飛ばして、地面を蹴る。

この暗い中では何処の忍びかは判別し難いが、手練れである事はやり合っていて分かる。恐らく木ノ葉の暗部と同じ立場の忍びだろう。

振り翳したクナイが受け止められて、また距離を取る。

飛んでくる手裏剣を再び弾いて、今度は向かって来た相手のクナイを受けた。距離を取られる前に腕を掴み直し、体勢を崩そうと試みる。

お互いクナイを片手に静かな組み手が交わされる。

前蹴り、回し蹴り、躱せば飛んでくる肘打ちをまた往なして此方から仕掛け、躱し躱されてを何度も繰り返した。


一瞬の隙を突いたのは僅かに此方が早く、クナイで喉笛を掻き切った相手から声にならない声が上がって、すぐに事切れた。



「こんなの少しも聞いてませんよ三代目…」



ボソボソと愚痴を吐きながら、慎重に迅速にトラップを解除していく。

建物の向こう側で爆発音が響いた。

テンゾウが向かった方向……爆発させるしかない起爆札があったらしい。

然したる心配もせず、どんどん解除して回避して敷地内へ近付いて行く。

それから2、3分で敷地内へ踏み込むことが出来た。

もう虎面かテンゾウが着いているか、オレが一番か

恐らく先程見えた窓の向こうに居るだろうと広い庭に植えられた木を飛び移っていく。


花々の咲き誇る美しい花壇が見える窓が、その少女の部屋だった。

広いバルコニーに降り立ちその窓をノックすると、中で人影が揺れる。

カーテンの向こうに現れた人影は戸惑うようにゆらゆらと揺れていて、決心させるべくもう一度窓をノックした。

恐る恐る、と言った様子でカーテンがそうっと開かれていく。

たっぷりと時間を掛けて人1人分程度が開き、漸くその少女が顔を出した。


その少女を見て、思わず息を飲む。

さっき目が合った瞬間は気付かなかったが、その少女は白銀の髪をしていた。






まるで銀河のような深い藍の眼が見開かれて、時間が、止まる。





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Rai(プロフ) - 瑠璃烏さん» ありがとうございます! (2020年11月5日 19時) (レス) id: 1de574fab4 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃烏(プロフ) - Raiさん» 機械がてんでダメなので手間取りそうですが…(ー ー;) (2020年11月5日 12時) (レス) id: c14d105dae (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃烏(プロフ) - 恐悦至極でございます(T^T)こんな自己満小説を楽しんで頂けてうれしいです!お誘い、ありがたく受けさせて頂きます。ありがとうございます! (2020年11月5日 12時) (レス) id: c14d105dae (このIDを非表示/違反報告)
Rai(プロフ) - やり方はペーストに画面そのまま押し、通常検索など出来る思いますこの作品も大好きでいつも読ませて頂いていますこれからの作品も頑張って下さい! (2020年11月5日 11時) (レス) id: 1de574fab4 (このIDを非表示/違反報告)
Rai(プロフ) - 初めましてもしもご迷惑無ければご参加出来たら思いますもし無理でしたらお断りしても構いません。イベント後「https://uranai.nosv.org/u.php/event/kouooue/」「 あなたの小説読ませて下さい。」 (2020年11月5日 11時) (レス) id: 1de574fab4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瑠璃烏 | 作成日時:2020年10月26日 18時

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