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四、ふたりの事 ページ4

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ー時は第2次忍界大戦、終戦間近ー



『木ノ葉の白い牙』と恐れられ、彼の前では三忍の名も霞むと言われたはたけサクモに息子が生まれた。

名をカカシと言い、父親譲りの銀髪に黒い瞳。

記憶もない頃に母を亡くし男手ひとつで育てられたカカシは、それでも父の愛を受け、父と同じく仲間思いの子であった。

5歳でアカデミー卒業、6歳で中忍昇格と幼い頃から非凡な才を持ち合わせていた。


そんなエリートのカカシにも、平等に辛い瞬間は訪れる。

7歳で父を亡くした。任務での殉職ではなく、自死。任務ではなく仲間を選んだ結果だった。

治癒は時間に任せてその傷を庇っている最中に出会った大切な友は、力を持つ左目をカカシに託して亡くなった。

その友から託された仲間は自分の手で殺めた。

師は里を守る為に九尾に殺され、癒えることの無い傷は三度(みたび)ドロドロと血を流し始める。


死を望んでいるのか、生きていてはいけないと思っているのか、死に急いでいるのか



___絶望の中で泳いでいるような、惨憺たる人生。






ー時はカカシ4歳の頃ー



火の国の大名の息子3人兄弟、その末っ子であった息子夫婦に娘が生まれた。

その娘には不思議な力が宿っていた。

その娘が泣けば、辺りは氷で覆われた。その娘が怒れば氷の棘が幾重にも連なった。


これが外部にバレては困るからと、大名は息子夫婦の反対など気にも留めず、隔離する事に決めた。

実家から離れた森の中の屋敷で、娘は独り窓の外を見てはため息を吐き、手袋を嵌めたその細い手を握り締めた。







カカシがAを連れ出した時

A15歳、カカシ19歳。



Aの不思議な力は何なのか。

それを巡る攻防と駆け引きが、幾度も2人を引き合わせる事となる。





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五、任務→←三、昔話



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Rai(プロフ) - 瑠璃烏さん» ありがとうございます! (2020年11月5日 19時) (レス) id: 1de574fab4 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃烏(プロフ) - Raiさん» 機械がてんでダメなので手間取りそうですが…(ー ー;) (2020年11月5日 12時) (レス) id: c14d105dae (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃烏(プロフ) - 恐悦至極でございます(T^T)こんな自己満小説を楽しんで頂けてうれしいです!お誘い、ありがたく受けさせて頂きます。ありがとうございます! (2020年11月5日 12時) (レス) id: c14d105dae (このIDを非表示/違反報告)
Rai(プロフ) - やり方はペーストに画面そのまま押し、通常検索など出来る思いますこの作品も大好きでいつも読ませて頂いていますこれからの作品も頑張って下さい! (2020年11月5日 11時) (レス) id: 1de574fab4 (このIDを非表示/違反報告)
Rai(プロフ) - 初めましてもしもご迷惑無ければご参加出来たら思いますもし無理でしたらお断りしても構いません。イベント後「https://uranai.nosv.org/u.php/event/kouooue/」「 あなたの小説読ませて下さい。」 (2020年11月5日 11時) (レス) id: 1de574fab4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瑠璃烏 | 作成日時:2020年10月26日 18時

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