→餌付けされてません? ページ8
同士が居たとなれば、聞いてみたい事がある。
「フケた後って、いつもどこで時間潰してるの?」
話によっては、今からの行動の参考にしないことも無い。
「・・・え」
彼の顔が、微妙に警戒の色に変わる。
ちょっとの変化だったけど、私は見逃さなかった。(。・`ω・´)キラン☆
「あ、ごめん。深い意味はないの。いつも私暇してたからさー、気になっちゃって」
もっと警戒を解くために、自己紹介でもしとくかな。
「私、山白ほたるです。黒木貴和くん、だよね?」
彼の警戒が、さらに強くなる。
あれ、逆効果みたい。
身元明かした方がいいかなーって思ったのだけど。
うーん、名前を知ってることに驚いたのかなー。
「あ、ストーカーとかじゃなくってね。さっき廊下で見た掲示物に載ってたからさ、写真入りで。サッカーKZのやつ」
「それだけで?」
「うん。私、一瞬見れば覚えられるんだよねー」
「一瞬見れば覚えられる?じゃあ、俺の前の模試の点数、言える?」
なぬー信じてない、ですと?
「もっちろん!えーと、〇位で、国語が〇点、数学が・・・」
黒木君の人権保護のため、点数は割愛させていただきます。
今度は、黒木君の表情がみるみる驚きに変わる。
「凄いな、合ってる。・・・分かった、信じるよ」
o(`・ω´・+o) ドヤァ…!
凄いだろぉ...!!
もっと褒めても良いんだぞ...!
「あのさ、探偵って興味ある?」
たんてい?コ●ンとかの?
そんなの・・・
「ありありのオオアリクイです!」
なんか、無性にワクワクするワードだよね。
すると黒木君は、少し首をかしげて、おねがい口調で言った。
「初対面で悪いけど、ちょっと協力して欲しいことがあるんだ。いいかな?」
うーん、話によるけど・・・。
「とりあえず、話聞いてもらえる?スタバとかでどうかな」
うーん、スタバ行ったばっかだしな・・・。
「話聞いてもらうお礼に、奢るよ」
え!
それはありがたい。( ^ω^ )
「オーケー。話を聞こうじゃないの」
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作者名:雛あられwith梨の華 | 作成日時:2018年12月8日 14時