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サボり魔ほたるちゃん〈ほたるside〉 ページ6
「先生!体調がすぐれないので救護室に行ってもいいですか」
私、山白ほたるは最近“秀明”って塾に通い始めたんだ。
この辺りではトップクラスの塾らしい。“ハイスペック”って塾とも迷ったけど、家から近かったからこっちにしたんだ。
今はその授業中。・・・なんだけど、びっくりするくらいつまんない。今日はもっぱら基礎だし、頭の体操にすらなんないからなー。
分かってることを繰り返し説明されるのがすっごく苦痛。
だから、授業をフケることにしたんだ。
「ああ、山白、お前体弱いんだったな。分かったぞ。一人で行けるか?」
私、ここでは体弱いって設定なの。入塾する時に書く書類にちゃんとそう書いといたんだ。本当は超・健康体なんだけどね。
「はい、行けます。ありがとうございます」
今日も、無事にフケることに成功。
あんまり沢山使うと怪しまれるから、その頻度が難しいところなんだよねー。
あとはアリバイ作りの為に救護室に行って、救護の先生に顔を見せ、先生が居なくなったタイミングで窓から脱出するのみ!
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作者名:雛あられwith梨の華 | 作成日時:2018年12月8日 14時