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どこに連れてかれるかなんて分からない。
だって元々予定を決めていたわけでもないしなんなら会う予定すらなかったから。
会うって決まってたらもう少しオシャレしてきたのに。。
会社を出てすぐの信号に止まった瞬間彼は着ていたスーツのジャケットを脱いで私の体にかけた。
廉「かけとき」
目を合わせずに言った彼。
私はなんでかけてくれたのかさっぱりで
寒そうに見えたのかなあなんて思ったけど
ワイシャツ1枚の彼はもっと寒いじゃん。
そう考えるとジャケットも濡れちゃうし申し訳なくなっちゃって
『私大丈夫だよ?』
『永瀬くん風邪ひいちゃう』
そう言って返そうとするけどそれは阻止される。
廉「ええから着とって」
『でも、そしたら...廉「頼むから」
そこまで言うならって思って大人しく貸してもらうことにした私。
廉「もし風邪ひいた時は看病してな?」
そう言って笑ってるけど
冗談なのか本気なのか私には読めない。
廉「そんな隙見せたらあかんで?」
急にそんなことを言い出す。
廉「男はみんな狼なんやから」
その言葉の意味を知るまであと少し。
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永瀬廉LOVE - 私は、廉が好きなのでとても良かったです (2019年3月22日 13時) (携帯から) (レス) id: 3696e247e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:詩 月 | 作成日時:2019年3月17日 20時