55話 ページ8
真澄 side
ふと庭を見ると、Aが座ってるのが見えた
「…？真澄か、どうしたの？隣座る？」
真「…座る」
「いいよ笑なんか珍しいね笑」
そう言って目線をまた空に戻すA
ふとさっき監督に言われた言葉を思い出す
真「…監督と仲直りできた」
「！、そっか〜！笑よかった！笑」
真「うん、監督に好きな演技は監督の演技だって言った」
「お姉ちゃんの演技好きなのわかるなぁ〜、じゃあ真澄には元々好きな演技があったのか〜、よかった！」
真「…もう一つある」
「好きな演技？」
真「そう、アンタの…Aの演技」
「…私の？」
真「前に1人でセリフ読んでるのみた」
「うそ、見られてたんだ…苦笑」
少し顔を強張らせるA
「…どう、だった？」
真「凄い綺麗だった」
「え？」
素直に自分が感じたものをそのまま伝える
真「仕草一つ一つと、セリフの読み方、全部が綺麗だった。」
「…真澄がそんなこと言ってくれるなんて、嬉しいや笑」
真「…！」
久しぶりに見たAの微笑みに鼓動が速くなる
「…私、トラウマがあって人前で演技が上手く出来ないの。出来たとしても適当な演技だけ…」
「だけど、真澄に褒めてもらえて少し楽になった気がする。ありがとう笑」
真「…練習なら付き合う」
「え？」
真「誰かの前で演技したくなったら、俺が練習相手になる」
「…。うん笑その時は真澄にお願いするね笑」
その後綴に呼ばれるまで、Aと2人で空を眺めていた
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you side
結局千秋楽のチケットが売り切れる前にゲネ当日になった。
そんなに甘くはないとわかっていても、少しでも皆の不安を取り除きたかったのに。
でもまだ諦める場面じゃない。
い「いよいよ明日が本番。これが最後の通し稽古になるから、みんな、お客さんがいると思ってやってね。」
咲「はい！」
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…。小さなミスが多いのが気になる。
初舞台だし、経験不足なのがここで出てきてしまっているみたい。
でも何より皆のメンタルが心配だ。
本番前に気持ちが挫けないといいんだけど…
い「はい皆、集まって」
咲「…」
綴「どうっすかね」
至「うーん…」
真「いまいち」
シ「調子出ないネ」
い「公演中、上手くいくときもいかないときもあるけど、ちゃんと気持ち切り替えれるようにして。」
「反省は反省、それをプラスに変えれるように頑張ってみて」
咲「はい」
真「わかった」
綴「っす」
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向日葵 - 湊さん» ありがとうございます！とても嬉しいです！中々更新速度が上がらなくて申し訳ないですが、引き続き応援してくださると嬉しいです！ (2021年4月11日 0時) (
レス) id: 6167edb96b (このIDを非表示/違反報告)
湊 - めっちゃ好きです！！！続きが気になります！！！これからも応援してます！！！ (2021年4月7日 16時) (レス) id: cf9f44b425 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向日葵 | 作成日時：2021年3月22日 23時
