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一呼吸置いて、ドアを開ける。
途端に、見覚えのある人物がこちらに歩いてきているのが目に入ってくる。
貴「乱歩さん!どうかなさいましたか?」
声を上げて駆け寄る。
買い出し?いや、私がお使いのついでに買いに行く手筈だったからそれは無い。事件だろうか。
貴「事件ですか?お供します。少々お時間をー…」
乱「そうじゃなくて」
なんだか不服そうな声。あれ、またなにかやらかしただろうか。
乱「遅かったから」
…それは…
貴「心配してくださったんですか…?」
乱「別にっ」
ぷいっとそっぽを向く乱歩さん。思わず笑みが溢れる。嗚呼、矢張り。
乱「それより怪我したんでしょ。医務室、ついて行ってあげるよ」
貴「!…ありがとうございます!」
ほら、と手を差し出してくれる。私は黙って手を握って、乱歩さんと一緒に歩き出した。
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麗(プロフ) - 5ページ 太宰さんに乱歩さんに 乱歩さんを ではないでしょうか? (2021年3月28日 22時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 3ページ 丈が眺めの 眺め ではないと思います、、 (2021年3月28日 22時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
飛花落葉(プロフ) - みずさん» 嬉しいです!ありがとうございます! (2018年8月13日 19時) (レス) id: 3b14457373 (このIDを非表示/違反報告)
みず(プロフ) - 乱歩さんに萌えました。あなたとあなたの作品が好きです心から。 (2018年8月9日 6時) (レス) id: 40c42479fe (このIDを非表示/違反報告)
飛花落葉(プロフ) - 通りすがりの変人さん» 嬉しいです!頑張ります!読んで頂きありがとうございます〜! (2018年5月27日 5時) (レス) id: a4f8881ef2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:飛花落葉 | 作成日時:2018年3月21日 15時