*14* ページ15
国「遅い」
半ば呆れたような表情で国木田さんが言い放った。
貴「ヒェッ…すみません…」
国「何をしていた」
貴「乱歩さんが昨夜私の家にやってきたので、いつも以上にアレコレしていたら遅れました…」
国「む、ならば仕方ないな。これ、仕上げといてくれ」
そう言って国木田さんはホッチキスで纏められた書類を差し出してきた。
理由はどうあれ遅刻してきたのは私なので、仕事までサボるわけにはいかない。返事をして書類を受け取り、自分のデスクに戻った。
太「お早うAちゃん。昨晩はお楽しみだったかい?」
貴「おは…ってやっぱり鍵開けたの太宰さんですか!」
朝の一言目からとんでもない発言をする太宰さんに、昨夜からの疑問をぶつける。
太「ふふふ、君が不用心すぎるんだよ」
太宰さんはそう言うと清涼飲料水のCMばりのわざとらしいくらいさわやかな笑顔を作った。
皆して不用心不用心と言うが、いくら用心したところで無駄に等しいので、この探偵社にいる以上部屋に入られること程度は覚悟の上だ。
250人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
麗(プロフ) - 5ページ 太宰さんに乱歩さんに 乱歩さんを ではないでしょうか? (2021年3月28日 22時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 3ページ 丈が眺めの 眺め ではないと思います、、 (2021年3月28日 22時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
飛花落葉(プロフ) - みずさん» 嬉しいです!ありがとうございます! (2018年8月13日 19時) (レス) id: 3b14457373 (このIDを非表示/違反報告)
みず(プロフ) - 乱歩さんに萌えました。あなたとあなたの作品が好きです心から。 (2018年8月9日 6時) (レス) id: 40c42479fe (このIDを非表示/違反報告)
飛花落葉(プロフ) - 通りすがりの変人さん» 嬉しいです!頑張ります!読んで頂きありがとうございます〜! (2018年5月27日 5時) (レス) id: a4f8881ef2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:飛花落葉 | 作成日時:2018年3月21日 15時