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乱「Aっ!」
貴「ど、どうしました乱歩さん」
乱「僕だって今回の件に一役かってるよ!」
貴「?そ、そうですね。今回の件は私ひとりでは対処しきれませんでした」
まあ事の発端は乱歩さんな訳だけれども。そんなことは置いておいて、ひとりで今頃はあの忌々しいぬいぐるみに肉片にされていただろう。
貴「ありがとうございました…?」
乱「そうじゃないよ!」
な、なんだ…私は一体何をすれば満足してもらえるんだ…?
必死に思考を巡らせていると、大人しく私に撫でられていた敦くんが「あの…」と小さく声を出した。
敦「乱歩さんもAさんに頭を撫でて欲しいのでは…」
貴「!?嘘でしょ…あの乱歩さんが…?」
敦くんが強く頷く。待って、そんなにいっぺんにデレが来ちゃうと受け止めきれなくなっちゃう…。
敦「おおっと!僕たちはこれから用事があるんでした!この辺でお暇しますね!」
敦くんが強引に私の腕から離れ、同時に鏡花ちゃんの首根っこ掴んだ。
鏡花ちゃんも状況をすぐに理解したようで、大人しくされるがままになっている。
敦「お疲れ様でしたー!」
そのまま鏡花ちゃんを連れてさっさと出ていってしまった。お疲れ様でした。今度また別にお礼をするからね…。
乱「…」
ほっぺたを膨らませて押し黙っている乱歩さんを見る。頭を撫で…え…?仮にも先輩の頭を撫でる…?
貴「乱歩さん」
乱「…なに」
ぷいっとそっぽを向く乱歩さん。とても先輩には見えないが、頭なんて撫でていいのだろうか。謀反になったりしないだろうか(?)
貴「頭を…撫でてもよろしいのでしょうか」
最後の方は声が若干震えた。どうしてこんなに緊張するんだろう。乱歩さんのお顔が直視できない。
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麗(プロフ) - 5ページ 太宰さんに乱歩さんに 乱歩さんを ではないでしょうか? (2021年3月28日 22時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 3ページ 丈が眺めの 眺め ではないと思います、、 (2021年3月28日 22時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
飛花落葉(プロフ) - みずさん» 嬉しいです!ありがとうございます! (2018年8月13日 19時) (レス) id: 3b14457373 (このIDを非表示/違反報告)
みず(プロフ) - 乱歩さんに萌えました。あなたとあなたの作品が好きです心から。 (2018年8月9日 6時) (レス) id: 40c42479fe (このIDを非表示/違反報告)
飛花落葉(プロフ) - 通りすがりの変人さん» 嬉しいです!頑張ります!読んで頂きありがとうございます〜! (2018年5月27日 5時) (レス) id: a4f8881ef2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:飛花落葉 | 作成日時:2018年3月21日 15時