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恋38 ページ41

午前9時。

いつもならもう学校についてる。

だが今はそれどころではなかった。

「うー…」

どうやら風邪をひいた私。

「大人しく寝ているんですよ、出来るだけ早く帰ってきますから」

「お粥作ってあるから、ちゃんと食べないとダメよ?」

うちの親は共働きだ。

お父さんとお母さんが仕事に出掛けるときにそう言われた。

一緒に出るとは仲がいいことだ。

そう思いながら目を閉じてまた眠りに落ちる。

それから4時間後…。

「A!大丈夫!?」

目を開けたら美形な人がいた。

いや、いとこなんだけど。

「なんでいるの?」

「俺に連絡してきたの」

お母さん!お父さん!トップアイドルなのに!

「仕事は?」

「心配しないで、今日はオフ!」

Re:valeも休みあるんだ…。

いや、あって当然か、いくらなんでも倒れるか。

定期的に休みないと無理だよね。

「とりあえず熱さまシート貼って!ご飯は?」

「お母さんがお粥作ってくれてる」

温める必要はあるけど。

「薬もしっかり飲むんだよ?」

子供じゃないんだから飲むよ…。

それからお母さんとお父さんが帰ってくるまでずっと居てくれた。

至れり尽くせり状態だったけど。

お粥はあーんで食べさせるし。

薬飲んだら部屋に運ばれたし。

そしてベッドに入ったら子守唄歌われた。

(※ミライノーツを奏でて)

まぁお陰で熱は下がったけど。

「Aの熱はどう?」

「もう下がってましたよ、でも念のため明日も休んだほうがいいですね」

「そうね、皇さんに一応連絡入れておくね」

ヒカリ、ごめん。

オマケーーーー

「んー…」

「大和さん、繋がったか?」

「いや、電源入ってないって」

「風邪だから電源切っているのかもしれませんね」

「あまり酷くないといいけど」

「七瀬さんは自分の体をもっと心配してください」

「早く元気になるといいな…なみちゃん」

「ワタシも心配です…」

出掛けていると百と遭遇した。

百から話を聴いた大和が帰ると何気なく話した。

そして今の状態に至る。

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作者名:歌菜子 | 作成日時:2020年4月27日 16時

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