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恋1 ページ2

ここで台詞。

「うん、それでいいんだよ」

「カット!木南さん!よかったよ!」

「ありがとうございます!」

「じゃあ木南さん少し休憩入ります」

すとんと椅子に座ると声がかかる。

「お疲れさん」

「二階堂さんお疲れ様です」

「大和で大丈夫だって」

そんなこと出来るわけない。

だって年上だし…。

「お前、学校とちゃんと両立出来てすごいな、まぁうちの方にも二人いるけどな」

「和泉一織さんと四葉環さんですよね」

そう話していると私は最近思い始めたことを言った。

「あの、最近思ったんですけど」

「ん?」

「最近すごくのびのびして演技してますよね」

「え?そう見える?」

「はい」

前まではそんな風にはとても見えなかった気がする。

共演者ともなんだか距離を置いてる気がして。

「今の方が何倍も輝いてますよ、アイドルの時も俳優の時も」

「木南さん!ちょっといいですか?」

「あ、はーい!」

「…あの子、よく人の事見てるよな…お兄さん感心しちゃう」

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作者名:歌菜子 | 作成日時:2020年4月27日 16時

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