The beginning. ページ2
俺は女を拾った。 初めての任務のときだ。
俺は16、…組織の幹部にしては若すぎるとうわさになっていた。
16歳だからといってなめてもらっては困る。これでも俺は松野ファミリーの幹部だ。
潜入先をあらかた制圧すると、一人の少女と出会う、
鎖でつながれていて、生きているかどうかがわからなかった。
とりあえず牢屋の南錠を拳銃で壊し、安否を確認する
「おい、大丈夫か?」
かすかに息はあった、体には無数の傷跡があった。 おそらく、ストレス発散か何かに使われたのだろう。ごうもんの後はない、となると組織の人間ではないということか、治療くらいはしてやってもいいだろう。
そう思いながら鎖を壊し、負ぶってみると思ってよりも体重があった。 見た目はやせているのに体重はある理由はひとつ、筋肉だ
足に触れてみるとかなり筋肉があった、一日中はし続けるくらいは可能だろう。
なるほど、逃げ惑っていて自然についた筋力か……。
とりあえず俺は少女を担ぎ、組織へと戻る
おそ松は「だれそいつ?」と聞いたのち、興味がなくなったのか好きにしていいよ。と答えた。
俺は無論治療をした。 意識が戻るまでそばにもいた
うっすらと目をあける少女、声をかけてみるとうつろな目でこちらを見る
「…あなた、だれ?」
「驚かせてすまないな、俺はカラ松って言うんだ」
少女は俺の答えには反応せず、自身の腕に巻かれている包帯を見る
「あなたが治療してくれたの…?」
「ああ、ひどい怪我だったからな、 親の元へ返してやる。 住所はわかるか?」
「私、捨て子だから親はいないの。 住む場所もないわ」
その言葉を聴くと俺は返す言葉がなくなった。今までどれだけ苦労したのだろう
「なら、ここにいるといいさ。 ボスもいいといってくれるだろう」
「ボス…?」
「ああ。ここは組織なんだ…。裏の世界といったらわかるか? あまりいい組織とはいえない、だがお前のみの保障はしてやるぞ」
少女は少し考えた後、向くりと起き上がる
「ま、まだねてなきゃいけないだろう!?」
「平気、…それよりも、拾ってくれてありがとうございます。 力しかとりえはないけれど、あなたの役に立てるようにがんばるわ」
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いがちゃん(プロフ) - 続き欲しいです! (2018年2月6日 17時) (レス) id: 6f94794ba7 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 続き楽しみに待ってます。頑張って下さいね。 (2016年3月6日 18時) (携帯から) (レス) id: c438f01c18 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - カラ松大好き……!更新頑張ってください! (2016年3月3日 0時) (レス) id: 2508faeddd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Hullendoolr | 作者ホームページ:?
作成日時:2016年3月3日 0時