111話 言葉 ページ13
柴田「アレン!!」
アレン「先生、どうしたの?」
柴田「部活に行く前に、ちょっとだけ
時間もらえないかな?」
アレン「俺、先生と話す事なんてないから」
柴田「違くて!俺じゃないんだ」
アレン「え?」
柴田「俺じゃなくて、嶋田先生!
嶋田先生と話をしてくれないか?」
〜保健室〜
コンコン
柴田「失礼します。嶋田先生
アレン、連れてきました」
アレン「失礼します」
名前「アレン君、元気だった?」
アレン「あっ、はい」
名前「以前、足に違和感があるって言ってたでしょ?
今はどう?まだ痛む?」
アレン「ううん、今は大丈夫
てか、よく覚えてるね」
名前「当たり前でしょ?(笑)」
アレン「やっぱ、先生すごい」
名前「柴田先生、2人で話をさせて下さい」
柴田「はい!お願いします!」
ガラッ!
名前「ここに座ってね
何か飲む?お茶でいいかな?」
アレン「うん。柴田先生に頼まれたんでしょ?」
名前「まぁね。アレン君のこと心配だからさ
朝の鼻血はどうしたの?」
アレン「それは大丈夫。自分で転んだだけ」
名前「そっか」
アレン「え、聞かないの?」
名前「ん?何を?お茶、熱いから気を付けてね」
アレン「だって、柴田先生から聞いてるんでしょ?
鼻血が何で出たのかとか」
名前「今、アレン君が鼻血出た理由
教えてくれたじゃない」
アレン「でも、柴田先生から聞いた話と違うでしょ?」
名前「何でそう思うの?」
アレン「何でって・・・西田と市原に俺が
いじめられてるって言われたんでしょ?」
名前「うん、言われたよ」
アレン「じゃあ、何で俺の話を信じるの?」
名前「本人の言葉を信じなかったら
誰の言葉を信じるの?」
アレン「!」
名前「他人から聞いた事と本人から聞いた事が
違っても、私は本人の話を信じる
だって、真実を知っているのは本人だけだから
例え、それが嘘でも」
アレン「・・・」
名前「アレン君は、いじめられていないし
鼻血も自分の不注意だった
それが、あなたの言葉なら
私は、真実だと受け止める」
アレン「先生・・・俺」
名前「お茶、冷めちゃうよ?」
アレン「・・・うん」
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レー - これからも続き気になる・・・ (2021年3月6日 20時) (レス) id: 1f8411eea9 (このIDを非表示/違反報告)
レー - はい、、、 (2021年3月6日 18時) (レス) id: 1f8411eea9 (このIDを非表示/違反報告)
あすか - あっ、あの、ニックネーム「あすか」ってなってるんですけど、私「いち」です。ごめんなさい。2つ使い分けてるんです。 (2021年3月6日 15時) (レス) id: 358f9d64ec (このIDを非表示/違反報告)
あすか - レーさん» レーさんも読みたいですよね!! (2021年3月6日 15時) (レス) id: 358f9d64ec (このIDを非表示/違反報告)
レー - あの・・話の続きは・・・? (2021年3月6日 11時) (レス) id: 1f8411eea9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小雪 | 作成日時:2021年2月20日 20時