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143話 無駄足 ページ45

嶋田side


その夜、岡部の家に行くと
灯りが点いている事に
気が付いた

急いで中に入り
チャイムを鳴らすと

カチャッ、とドアが開く


しかし
出て来たのは不動産の人で
岡部の姿はどこにもなかった


prrr prrr


名前まだお仕事中?


岡部の奴、どこに消えたんだ


嶋田隆平今、帰ってる途中

嶋田隆平もうすぐ着くよ


〜嶋田家〜


prrr prrr


三枝「おっ、返事きました?」

名前「うん。もうすぐ着くって」

三枝「嶋田さん、また寄ってたのかな」

名前「寄るってどこに?」

三枝「え、あ、いや、警視庁に!
  ほら、引き継ぎ?あるみたいですし」


三枝side

危ねぇ〜!!

そうだ、岡部のこと調べてるの
名前さんには秘密だった



名前「そっか。はい、どうぞ」

三枝「うわ〜、美味そう〜!」

名前「いっぱい食べてね」

三枝「いただきます!」

名前「今日もこども食堂に行ってきたの?」

三枝「はい!おつかい頼まれたんで
  スーパーで色々買ってきたんですよ」

名前「そうだったんだ」

三枝「みんなが嬉しそうにお腹いっぱいに食べてる
  姿見てると、何か疲れが飛んでいって
  いや〜、癒しっすね」

名前「ふふふ、三枝君は優しいね」

三枝「いやいや、全然」


カチャッ


嶋田「ただいま」

名前&三枝「おかえりなさい!」

嶋田「お前、またいんのかよ」

三枝「そんな冷たいこと言わないで下さいよ〜」

嶋田「飯食いながら言うな」

名前「隆平もご飯にする?」

嶋田「あぁ」

名前「ねぇ、隆平って警視庁に行ってるの?」



嶋田side

三枝を見ると
あいつは両手を合わせ
口パクで「すみません!」と言っていた

こいつ、また適当な嘘つきやがって



嶋田「あぁ、引き継ぎがあるからな」

名前「そっか、仕事終わりに警視庁に寄る
  って大変でしょ?」

嶋田「まぁ、そんな大した事ないよ」

三枝「そうそう、嶋田さん、タフなんで
  心配しなくても」


三枝side

そう言いながら
嶋田さんを見ると、彼は俺を睨む



三枝「すみません、何でもないっす」

嶋田「で?何でお前がここに?」

三枝「文江さんが、名前さんのこと心配して
  色々持たせてくださったんですよ
  それを届けに来たら、夜ご飯どう?
  って誘われまして」

嶋田「文江さん?あぁ、こども食堂の人か」

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レー - これからも続き気になる・・・ (2021年3月6日 20時) (レス) id: 1f8411eea9 (このIDを非表示/違反報告)
レー - はい、、、 (2021年3月6日 18時) (レス) id: 1f8411eea9 (このIDを非表示/違反報告)
あすか - あっ、あの、ニックネーム「あすか」ってなってるんですけど、私「いち」です。ごめんなさい。2つ使い分けてるんです。 (2021年3月6日 15時) (レス) id: 358f9d64ec (このIDを非表示/違反報告)
あすか - レーさん» レーさんも読みたいですよね!! (2021年3月6日 15時) (レス) id: 358f9d64ec (このIDを非表示/違反報告)
レー - あの・・話の続きは・・・? (2021年3月6日 11時) (レス) id: 1f8411eea9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小雪 | 作成日時:2021年2月20日 20時

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