【青のＳＰ】truth3

101話　焦燥 ページ3

名前「・・・」

三枝「だって、可笑しいですよ！
　 普通、子どもがお腹にいる人を
　 学校に来させますか！？産休中ですよ？
　 名前さんに生徒達が心を開くからって
　 みんな全然名前さんの事、考えてない！
　 問題だらけの学校、辞めちゃえば」

名前「やめて！！」

三枝「！！」

名前「もう・・・やめて」

三枝「・・・ごめんなさい、俺」

名前「変わると思うから・・・きっと
　 隆平が変えてくれると思うから」

三枝「・・・」

名前「あっ、ハハハ
　 ごめんね？急にこんな話して
　 心配してくれてありがとう」


三枝side


無理して笑わないでよ
そんな顔しないでよ

何で？どうして？


そこまで、この学校に
こだわる理由って何なんですか



〜回想〜


三枝「え？結婚？」

嶋田「あぁ」

三枝「え！？嶋田さん、結婚するんですか！？」

嶋田「だから、さっきから言ってるだろ」

三枝「え〜！！誰と！？まさか、二次元の」

嶋田「バカか、何でだよ。ちゃんとした人間だ」

三枝「彼女・・・いたんですね」

嶋田「まぁ、そういう事で」

三枝「あ、結婚式は？俺、絶対行きます！」

嶋田「結婚式はしない」

三枝「は！？何で！？」

嶋田「今、事件の捜査で忙しくて
　 なかなか時間が取れないんだよ」

三枝「え〜、それはないっすよ〜」

嶋田「・・・」

三枝「まぁ、2人で決めたならいいっすけど
　 で、彼女さんの写真は？」

嶋田「見せない」

三枝「え〜！じゃあ、何のための報告〜！？
　 会わせてください！今度！！」

嶋田「嫌だよ」

三枝「会わせてくださいよ〜！！
　 じゃあ、報告書もう書いてやらないです」

嶋田「お前な」

三枝「俺は本気です」

嶋田「はぁ・・・」



〜数日後〜


名前「初めまして、嶋田名前です」

三枝「あ、は、初めまして！
　 嶋田さんの相棒、三枝です！」

嶋田「相棒って勝手な事を」



ヤバい

めっちゃ可愛いし
めっちゃ綺麗！！！


この人が嶋田さんの奥さん


いいなぁ・・・


こんな気持ち初めてだ
でも、抑えなきゃ


彼女は、嶋田さんの奥さんで
俺とは一生結ばれることはない


そう



どう足掻いても





結ばれる事はないんだ







じゃあ、どうする？







守ろう







嶋田さんがいない時は





俺が彼女を守ろう

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