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に ページ4
「2人とも、お疲れ様〜」
そう言いながら優花さんが書庫に入ってきた。
もうそろそろ図書館を閉めるらしい。
机に並べられた本を一瞥し、忘れ物がないか確認して書庫を出た。
図書館はクーラーがきいている。
さっきまで蒸し暑かった書庫とは打って変わって風が冷たくて気持ちいい。
『「すっずし〜…♪」』
思わず声が合わさって、顔を見合わせる。
「ふふ、相変わらず仲良しだねぇ。
はい、お茶とお菓子、ゆっくりしていきなよ〜」
「ありがとうございます！」
『ありがとう、優花ちゃん！』
優花さんが出してくれた麦茶もおまんじゅうも美味しいなぁ…
図書館を出たのは結局、閉館してから30分も経った後だった。
『明日から夏休みだ〜！』
「そうだな、まぁ俺はレッスンとかライブがあるけど…笑」
『おーおー、頑張れ〜』
にこにこ笑いながら俺の肩を軽く叩いてくるAに、俺は小さな疑問を抱いた。
「なぁ、1つ、聞いてもいいか？」
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作者名：のあ | 作成日時：2018年12月12日 16時
