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第四十二夜 ページ45

「……ジャーファルさん」

「大丈夫ですか、A様。

シャルルカン、あなた何してるんですか!」

Aに軽く微笑み、シャルルカンを叱る

「いや、これは……」

詰め寄ってくるジャーファルから逃れるため、後ずさりをするシャルルカン

「まったく、シンの妃になる方かもしれないというのに……貴方はなんてことを。怪我でもなさったらどう」

「俺です!」

ジャーファルの言葉を遮ったのはハギだ

「は?」

ジャーファルは自分とシャルルカンの間に入ってきたハギに首を傾げる

「俺がカッとなってつい………本当に、すみません」

先ほど下げた時よりも深く頭を下げている



120°くらい



ジャーファルはため息をつく

「謝るなら私ではなくA様にでしょう」


ジャーファルにそう言われ、ハギはAに向かってもう一度頭を下げる

「すみませんっ
さっきも……本当に。」


ずっと頭を下げているハギに、Aはくす、と笑う

「シャルルカンさんが本当にお好きなんですね」

「え……と、はい」

Aの言葉に顔を真っ赤にし、へへ、と頬をかく

「きめーわ。

ところでジャーファルさん、なんでまたこんなとこへ?」

シャルルカンがハギにチョップし、ジャーファルへ尋ねる


シャルルカンの問いにジャーファルはあぁ、とAの前に立つ

頭に"?"を浮かべているAににこりとわらいかけ

「シーラさんが探していらっしゃいましたよ。
私は休憩時間でしたから、探してきますと」

「そ、それはすみません…」




バッとうつむく



休憩時間とはいえ、自分のために時間を使ってくれたことが嬉しすぎて顔がにやけてしまう


こんな顔を見られたら引かれるに決まっている

「ジャーファルさんが休憩時間に休憩してるなんて珍しグフッ」

シャルルカンが何か言おうとしたが、キヨに一撃をくらい、うずくまる

「シャルさん!」

駆け寄ったハギにキヨは剣を向ける


「まだ決着がついてない。
さっきの続き」

「ふっ、やってやろーじゃねーか!
ボッコボコにしてやる」


「お、お前ら、俺がここにいること忘れてないか…俺巻き添えくらう……」

再び剣を交える2人の間で未だうずくまっているシャルルカン

先ほどの一撃は相当なものだったようだ



「A様」

そんな3人のやりとりを微笑みながらみていると、ジャーファルに声をかけられる

「行きましょうか」

「はい…!」

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由佳七助(プロフ) - 雲散霧消ダーク・エンジェルさん» そのあと何もやる気がおきませんでした(笑 ありがとうございます、ちびちび更新していきます (2015年8月22日 15時) (レス) id: bebc3960bd (このIDを非表示/違反報告)
雲散霧消ダーク・エンジェル(プロフ) - 4回も消えたんですか!?それは凄いショックですよね……。更新頑張って下さい! (2015年8月22日 4時) (レス) id: 37cbfd75cc (このIDを非表示/違反報告)
由佳七助(プロフ) - 緋乃さん» ……!Σ(゚д゚lll)本当だ。直しておきます。ご指摘ありがとうございます (2015年7月30日 22時) (レス) id: bebc3960bd (このIDを非表示/違反報告)
緋乃(プロフ) - シンドバットじゃなくてシンドバッドです (2015年7月30日 18時) (レス) id: 270b540a12 (このIDを非表示/違反報告)
由佳七助(プロフ) - アリスさん» 応援ありがとうございます( ´ ▽ ` )頑張ります (2015年7月29日 23時) (レス) id: bebc3960bd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:由佳七助 | 作成日時:2015年7月26日 20時

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