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第十五夜 ページ18

今とても後悔しています

もっと前を見て歩くべきだった……

「えーと………」

銀髪にクーフィーヤを被った文官さんはばら撒かれた書類も気にせず、近寄ってきてくれた

「どこかお怪我はありませんか⁉︎
足をくじいたとか…」

「いっ、いえっ、私はこの通り、無傷です!」

私の顔を心配顔で下からのぞくように聞いてきたので、慌てて立ち上がる


その顔はナシですよ、文官さん!////

「それよりっ、申し訳ございません!大切な書類を……貴方こそお怪我をなさったのでは…」

私が慌てて周囲の書類を集め出すと、文官さんはすぐに立ち上がり、私の腕を掴む

「っ⁉︎/////」

「A王女、貴女様がこんなことをなさる必要はございません。
それより早くお部屋へお戻りください」

そう言う文官さんの額に汗が滲んでいる

なんだか息も荒いような…

「あの……」

「はっ!すみません!王女様の腕を掴むなど……」

文官さんは ぱっ、と手を離す

「あぁ、いえ、その……」

むしろずっとそうしていてください、なんて言えるわけもなく

「………足、挫かれていませんか?」

「‼︎」

私がそう尋ねると、文官さんはピクッと反応した

でもすぐにこりと笑う

「とんでもない、私はどこも怪我しておりませんよ、王女様」

「嘘ですね」

「いいえ、本当に何もございません。
それより早くその書類を。貴女様はお部屋へ。
お送りいたします」

さっ と私から書類を取り上げ、ナイスタイミングで来た文官たちに書類を預ける

勿論私にとってはこれ以上顔を見られたくないので、書類を運ぶ文官たちが立ち去るまでずっと後ろをむき、俯いていたのだが。


「……では参りましょう、王女様
緑射塔までご案内いたします」

ガシッ

私の斜め前を歩き出した文官さんの右腕を掴む

「……………」

「……お、王女様?」

文官さんの顔がさぁーっと青くなったので、きっと今の私はすごいことになっているんだろう


『とんでもない、私はどこも怪我しておりませんよ、王女様』

『いいえ、本当に何もございません。
それより早くその書類を。貴女様はお部屋へ。
お送りいたします』


「あの……王女様?」


なんかムカムカする





_____________________
あと第八夜 5が

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由佳七助(プロフ) - 雲散霧消ダーク・エンジェルさん» そのあと何もやる気がおきませんでした(笑 ありがとうございます、ちびちび更新していきます (2015年8月22日 15時) (レス) id: bebc3960bd (このIDを非表示/違反報告)
雲散霧消ダーク・エンジェル(プロフ) - 4回も消えたんですか!?それは凄いショックですよね……。更新頑張って下さい! (2015年8月22日 4時) (レス) id: 37cbfd75cc (このIDを非表示/違反報告)
由佳七助(プロフ) - 緋乃さん» ……!Σ(゚д゚lll)本当だ。直しておきます。ご指摘ありがとうございます (2015年7月30日 22時) (レス) id: bebc3960bd (このIDを非表示/違反報告)
緋乃(プロフ) - シンドバットじゃなくてシンドバッドです (2015年7月30日 18時) (レス) id: 270b540a12 (このIDを非表示/違反報告)
由佳七助(プロフ) - アリスさん» 応援ありがとうございます( ´ ▽ ` )頑張ります (2015年7月29日 23時) (レス) id: bebc3960bd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:由佳七助 | 作成日時:2015年7月26日 20時

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