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第十一夜 ページ13

シンドリアに着き、船から降りると、シンドバッド王とその従者たちがAたちを迎え入れた

「遠路遥々よくいらっしゃいました、バルバット国王。お久しぶりでございます。
身体のお具合が優れないとうかがいますが。」

「うむ、此度は急な縁談を受け入れていただいて感謝する。
娘の結婚となればそんな病はふっとぶさ」

ははは、とシンドバッドに元気にかえす国王は、外見はやつれているように見えたが、本当に娘の結婚を喜んでいるようだった

「そして……」

バルバット国王は後ろに控えているAを振り返る

「これが私の娘のAだ
どうだ、美しいか」

「ええ、とても」

シンドバッドはにこりと微笑む

本来ならばここで挨拶をすべきなのだが、Aは上の空のようだ

「A」

国王に名前を呼ばれたAは はっとし、頭を下げる

「も、申し訳ありません!美しい国だったものでつい見とれてしまい……」

「それは光栄です
しかし貴女の美しさには負けるよ」

背景にステキなキラキラオーラを出しながらさらりというシンドバッド

「あ、ありがとうございます…」

Aがぎこちなく微笑むと、シンドバッドの後ろで控えていた白髪で焼けた肌色の男がブッ と吹き出した

それを水色の髪に黒い帽子を被り、露出の多い格好をしている女性がドスッと肘鉄をくらわした

その様子を真正面で見ていたAはクスリと笑ってしまった

Aが笑ったのを見て、2人はそろって顔を赤くして下を向いた

「式は明日。それまでこのシンドリアで長旅の疲れをお癒しください」

シンドバッドのすぐ後ろに控えていた銀髪に緑のクーフィーヤを被った男性がそう言うとともに、数名の案内人がやってきた

「では私はこれで。
今夜の宴を楽しみにしております」

シンドバッドはAたちに一礼すると後ろに控えていた8人の従者たちとともに王宮へ戻っていった



ー閑話の部屋ー

お久しぶりでございますって言葉、あるんでしょうか……

あとジャーファルさんが被ってるのって何て言うんだっけ…

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由佳七助(プロフ) - 雲散霧消ダーク・エンジェルさん» そのあと何もやる気がおきませんでした(笑 ありがとうございます、ちびちび更新していきます (2015年8月22日 15時) (レス) id: bebc3960bd (このIDを非表示/違反報告)
雲散霧消ダーク・エンジェル(プロフ) - 4回も消えたんですか!?それは凄いショックですよね……。更新頑張って下さい! (2015年8月22日 4時) (レス) id: 37cbfd75cc (このIDを非表示/違反報告)
由佳七助(プロフ) - 緋乃さん» ……!Σ(゚д゚lll)本当だ。直しておきます。ご指摘ありがとうございます (2015年7月30日 22時) (レス) id: bebc3960bd (このIDを非表示/違反報告)
緋乃(プロフ) - シンドバットじゃなくてシンドバッドです (2015年7月30日 18時) (レス) id: 270b540a12 (このIDを非表示/違反報告)
由佳七助(プロフ) - アリスさん» 応援ありがとうございます( ´ ▽ ` )頑張ります (2015年7月29日 23時) (レス) id: bebc3960bd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:由佳七助 | 作成日時:2015年7月26日 20時

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