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No side
『海賊は…私の大切な人達をを殺したの。だから嫌い。』
その質問に、Aは端的な答えを出した。
ベポ「それななら良かった〜。おれはAの大切な人を殺してないから嫌ってないよね？俺とAは良い友達になれると思うんだ！」
純粋で裏のない素直な言葉。
それが分かるからこそAはどう反応すればいいのか分からなかった。
『友達……』
生まれてからこれまで友達なんて出来たことの無い彼女にとって、ベポから受けたその言葉は特別なものとなった。
ベポ「？嫌なの？」
否定も肯定もしない様子の、ベポも混乱して首を傾げた。
『分からない…』
ベポ「んー…ならおれ、Aが分かるまで待ってる事にするよ！」
『……』
そんな彼らを物陰から見つめる影が3つ。
イッカク「んー！んんん！！！」
ウニ「……」
ロー「…」
夜に何かをしでかすと見て、ずっと彼女を見張っていた者が2人。
一緒にいたはずの女が部屋から消え、急いで追いかけてきた男が1人。
ローは今にも斬りかかりそうだった2人を両腕で抑え、ただじっと様子を見ていた。
『でも、ベポは海賊っぽくないね…何でかな。クマだからかな？』
ベポ「A…おれちゃんと海賊だよ…」
『あ…ふふっ、ごめんね。』
己の発言でしゅんとしたクマを見ると、モフモフの毛皮を撫でた。
ロー「勝手な行動ばかりで気が済んだか？」
ベポ「キャ、キャプテン…！！」
大人しくしているものの殺気を放つ2人の部下を後ろに連れ、仁王立ちをしたローが2人を見下ろしていた。
お怒りの船長にクマは顔を青くさせ、Aはため息をついた。
『…ま、お腹も満たせたし初めてクマと喋れて満足したわ。満足したから…戻って寝る。』
立ち上がり、服についたゴミを軽く払うと大きな欠伸を1つ漏らす。
『ありがとうベポ。今度またお喋りしましょう？』
そう言い残した少女は、ローと共に再び研究室へと戻って行った。
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おだんご(プロフ) - 瑠李さん» 気に入って頂けて嬉しいです！！最近更新出来てなくて申し訳ないですがこれからも楽しんでくれると嬉しいです💗 (2022年9月20日 12時) (
レス) id: 2253c94c55 (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - 初コメ失礼します。何度の読み返すぐらい大好きな作品です( ◜ᴗ◝ )ﾆｺ更新楽しみに待っています⸜( •⌄• )⸝頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧応援してます。 (2022年9月18日 14時) (レス) id: 9824e2f221 (このIDを非表示/違反報告)
おだんご(プロフ) - 咲来(名前)さん» コメントありがとうございます！すっごく嬉しいです頑張ります🥹 (2022年8月31日 12時) (レス) id: 2253c94c55 (このIDを非表示/違反報告)
咲来(名前)(プロフ) - すごく大好きです！これからも更新頑張ってください❗️ (2022年8月30日 21時) (レス) id: ff57aa709d (このIDを非表示/違反報告)
おだんご(プロフ) - くいっくさん» ありがとうございます！その言葉凄く励みになります😭 (2022年8月7日 13時) (レス) id: 2253c94c55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おだんご | 作成日時：2022年8月4日 19時
